「自分を動かす言葉」その1

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ということで長田が好きな本の好きなコラムを紹介します。

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自分を動かす言葉 (ベスト新書)

自分を動かす言葉 (ベスト新書)

  • 作者: 中澤 佑ニ
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2013/02/21
  • メディア: 新書

 

できる、できないじゃない やるか、やらないかだ

 

力となる言葉をどう捉えればいいか。 前にも少しふれたけど、僕はそれを自分に当てはめていく。そして、自分に合うと 思ったものは、言い方は悪いかもしれないけれど、パクって、自分なりの経験、解釈 とあわせて自分にとっての思考、指針につなげている。

言葉を探し始めた頃に出会い、衝撃を受けたのはマジック ジョンソン(元NBA プレイヤー)の言葉だ。

「お前には無理だよ」と言う人のことを聞いてはならない。

もし,自分で何かを成し遂げたかったら、できなかったときに 他人のせいにしないで,自分のせいにしなさい。

多くの人が、僕にも「お前には無理だよ」と言った。

彼らは、君に成功してほしくないんだ。

なぜなら、彼らは成功できなかったから。

途中であきらめてしまったから。

だから、君にもその夢をあきらめてほしいんだよ。

不幸な人は不幸な人を友達にしたいんだよ。

決してあきらめては駄目だ。

自分のまわりをエネルギーであふれたしっかりした 考え方を持っている人で固めなさい。

自分のまわりをプラス思考の人で固めなさい。

近くに誰か憧れる人がいたら、その人のアドバイスを求めなさい。

君の人生を変えることができるのは君だけだ。

君の夢が何であれ、それにまっすぐ向かって行くんだ。

君は、幸せになるために生まれてきたんだから

この言葉は、 2007年の初めに前出の『働く理由』で見つけた僕はこの 言葉に 「プロになれるかどうかも分からないのに、サッカーを続けていくのって苦しくなか 自分の過去の姿を見た。

「プロになれるかどうかも分からないのに、サッカーを続けていくのて苦しくなかったですか?」

僕の過去を知っている人からはよく受ける質問だ。

確かに、周りから見れば,僕のようなタイプのプロ選手は珍しいのだろう 高校までプロのスカウトの目に一切触れることなく、卒業と同時にブラジルに留学 1年後に帰国した時も,将来のあてなんてまったくなく、すぐに母校の三郷工業技術 高校サッカー部の練習に合流した。

 朝と放課後の練習に参加するために、自宅と高校 を2度、往復する毎日。試験期間中で在校生の練習がない時にはひとりでグラウンド に出てボールを蹴っていて、帰宅していく生徒から奇異の目を向けられた。その頃は、 Jリーグのクラブに履歴書を書きまくったけど、 一切返事が来なかった だけど、僕はプータロー(今ではニート?)の時に苦痛を感じた記憶がない。とい うのも、母校での練習はすごく充実していたし,後輩たちとボールを蹴ることが心底 楽しかったからだ。

 ブラジルに留学していた頃に一緒になった日本人には,プロを目 指してひとり公園で練習しているなんて話も聞いていた。それに比べれば、 一緒に練 習できる仲間がいることだけで,本当に幸せだった。

だから、先ほどのような質問に は、 いつもキッパリ「NO」と答えている それよりも、当時の僕は周りの「マイナス」のパワーに取り込まれないように, 必死だったように思う。

小学校6年生でサッカーを始めた頃から「プロになりたい」と言い始めて高校に 入学した時にはすでに,卒業後にブラジルに渡ることを決めていたその頃は、周り から「お前がプロになんてなれるわけがないだろ」とバカにされ、嘲笑の的だった もちろん、下手くそな僕が言い返しても、何の説得力もない。 「今に見てろよ」とい う気持ちで、ボールを蹴り続けた。

 その時は苦しいという感覚よりも、反骨心で胸が いっぱいで、逆に夢に向かう原動力をもらっていたような気がする。 その後、僕はプロ選手になった。多くの人が無理だということを成し遂げること ができたのだ。 ここでマジック ジョンソンの言葉だなんて素敵な言葉だろう、と僕はこれを読 前にプロは無理だ」と言った人たちとは仲良くなっていなかった。今でも付き合いが んで感じたし、まさに自分のサッカー人生そのものでびっくりした。

事実、僕は「お前にプロは無理だ」と言った人たちと仲良くなっていなかった。今でも付き合いが あるのは、あの時、僕にポジティブなエネルギーをくれた人だけなのだ プロになってからも同じような状況に直面したことは何度もある。  2002年の日韓ワールドカップのメンバー入りを 目指し、頑張っているとき、あるいは  横浜F・マリノスで優勝を目指しているとき、あるいは、日本代表で勝利をめざしているとき、こちらが必死にやっているにも関わらず、ネガティブな意見や批判を 浴びせてくる人たちは必ず出てきた。

そして、時としてそのような言葉は、心の隙間 に入り込み、 マイナスのエネルギーを広げていくの った。いろいろなところから、言い方は違えど「それは無理だよ」というマイナスの声が聞えてきた。

例えば、南アフリカワールドカップでベスト4入りを目標に掲げた時は特にそうだ。 だけど僕はそんな声に耳を貸すことはなかった……と言えば聞こえはいいかもしれ ないが、実際は僕はそのマイナスの力を必死に排除しようとした。

マジックも言っている無理だと言う人のいうことを聞いても仕方がないんだ。む しろプラスのエネルギーを持っている人のそばに行こう」 そう思って、目標に向かって進んだ。そしてこうも思うようになった プラスのエネルギーよりもマイナスのエネルギーの方が周りに伝播しやすいんだ. マイナスのエネルギーを発する人のそばに行かないだけじゃなく、自分 がプラス のエネルギーを発することができる人間になろう 南アフリカワールドカップ前に、チームの流れが悪くなった時も、絶対に後戻りだ けはしないよう、プラスのエネルギーを発するために 自分にも 仲間にもこう言い聞かせる せるようにしていた。

「できる,できないじゃないやるか、やらないかだ」

「無理だ」という人が多ければ、その分「ナニク ソ」という反骨心も生まれやすい. それをなんとかエネルギーに変えて、ひとりでも多くのチームメートたちが「まずは トライしよう」という空気を出してくれるように心がけたのだ 。

この考えには自分を追い込む意味もある。やるか、やらないかは自分次第であり、 人のせいにできないからだ。 「何事も他人のせいにしないで、自分のせいにする」 そう考えることができるようにもなった。 こうして僕はマジックの言葉を知り,自分なりの思考,行動指針をつくっていった 。

昔からバスケットボールが好きでNBAもよく見ていたけど、僕はマイケル ジョ ーダンのファンだった。でも、これを見て一気  にマジックのファンになってしまったのだ。

 

こんなふうに思いを表現できるなんてすごいことだと思う。

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長田は出来る限りマイナスの言葉を言わないようにしています。ネガティブな発言は伝染するのでね。

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