幻の本屋大賞

あくまで個人的ですが、辞退さえなければ、この本が2012の本屋大賞だった確信しています。

県庁おもてなし課

県庁おもてなし課

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/03/29
  • メディア: 単行本
<あらすじ>

地方には、光がある―物語が元気にする、町、人、恋。とある県庁に突如生まれた新部署“おもてなし課”。観光立県を目指すべく、若手職員の掛水は、振興企画の一環として、地元出身の人気作家に観光特使就任を打診するが…。「バカか、あんたらは」。いきなり浴びせかけられる言葉に掛水は思い悩む―いったい何がダメなんだ!?掛水とおもてなし課の、地方活性化にかける苦しくも輝かしい日々が始まった。

 

<HPに掲載されているコメント>

「本屋大賞」有川浩氏辞退のお知らせ

今年の「本屋大賞」の最終候補作が、本屋大賞事務局のホームページに公開されておりますが、弊社より刊行しております『県庁おもてなし課』(有川浩/著)がノミネートされていないことについて、ご意見、お問い合わせを多数いただいたため、この件について見解を発表させていただきます。
有川浩氏の『県庁おもてなし課』ですが、1月下旬、本屋大賞事務局様より、最終候補作にノミネートされた旨のご連絡いただきましたが、著者の有川氏の意向を受け、辞退という形をとらせていただきました。  投票していただいた書店員様のみなさまに、まずはお詫び申し上げます。

辞退の理由ですが、昨年一部雑誌に有川氏に対する中傷記事が掲載され、その中で本屋大賞やそれに関わる版元、また有川氏の家族について誹謗する記述があったためです。今回ノミネートされることで、本屋大賞や版元にご迷惑をかける恐れが皆無とは言えないこと、そして家族を事実無根の中傷から守りたいとの思いから、辞退したいという申し出が有川氏からありました。

角川書店としては、その意向を尊重し、辞退することに同意いたしました。

今回、このような形とさせていただきましたが、『県庁おもてなし課』を応援、投票してくださった書店員のみなさまには厚く御礼申し上げます。

最後になりましたが、「本屋大賞」がますます発展することを、心より願っております。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

角川書店

この度、このような形をとらせていただきましたが、『県庁おもてなし課』を応援してくださった書店員のみなさまには本当に感謝しております。期待していただいた方々には、ご心配をおかけすることになってしまったことをお詫び申し上げます。

しかし、いつも応援してくださっている書店員さんの運営する賞にご迷惑おかけすることは私の本意ではありません。少しでもその恐れがある状態ではノミネートをお受けすることはできないと判断しました。何とぞご理解いただけますようお願い申し上げます。

今後もみなさまのご期待に応えられるような作品を書き続けていきたいと思っています。引き続き応援よろしくお願いいたします。

有川浩
昨日も有川浩のブログ記事を掲載しましたが・・・。
興味有る人は是非手に取ってください。

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