美しい大和言葉の言い回し。その4

食で身体に栄養を!

本で心に栄養を!与えよう!

ということで長田が好きな本の好きなコラムを紹介します。

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美しい「大和言葉」の言いまわし: さりげなく、折り目正しく「こころ」を伝える (知的生きかた文庫)

美しい「大和言葉」の言いまわし: さりげなく、折り目正しく「こころ」を伝える (知的生きかた文庫)

  • 作者: 日本の「言葉」倶楽部
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2015/11/24
  • メディア: 文庫

暮れなずむ

「暮れなずむ」という言葉は、海援隊の「贈る言葉」という歌で一躍有名になりましたが、正しい意味を知っている人は少ないかもしれません。なんとなく、夕暮れ時のことだろうとは思っていますが・・・・・・。

 

注意すべきは「なずむ」の意味です。これは物事がスムーズに進まないさまを表す言葉。したがって「暮れ」に「なずむ」が付くと、暮れそうで暮れない状況を表す事になります。

 

夕暮れ時に地平線に沈みゆく太陽を見ながら、感慨にふけるときには、「暮れなずむ夕日を見ていると、つい涙がでてきた」などと用います。「暮れそうで暮れない夕日を見ていると、つい涙が出てきた」と表現するより趣が感じられます。

 

 

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