偽善

偽善エネルギー (幻冬舎新書)

偽善エネルギー (幻冬舎新書)

  • 作者: 武田 邦彦
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 新書

これは、2009年に書かれた本であるが、原子力についてはこのようにまとめられている。

 

1:原子力と言っても十把一絡げで結論は出せない。
2:原子力の原理は簡単なので、安全かどうか、個別に自分で判断することができる。
3:「原爆」と「危ない原発」は止めないと、もともと話にならない。
4:日本の原発は、自動安全原理があるので、事故は起こらない。
5:日本の原発は地震で倒れて付近の人が被曝する。
6:核廃棄物は科学的に安全だが、利権や政治的要素が絡み、安全と判断できないことが増えている。
7:原子力の危険性はひとえに人災だから、科学と混同していては解決しない。

この本は代替エネルギーについても書かれていますが、どれも難しいんですね~。

そして、もう1つの本、こちらは生徒の感想コラムと一緒にどうぞ。

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)

  • 作者: 武田 邦彦
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 新書

「偽善エコロジー」は今まで正しいと思われてきたエコ活動が間違いだったということが書かれていました。その中の2つについて書こうと思います。

今、お店でレジ袋を使わずにマイバッグを使って、石油の使用を減らそうとしています。それは間違いだそうです。レジ袋は、石油の使わない部分を利用しているそうです。しかし、マイバッグを作るためには、石油の貴重な部分を利用しているため、石油の使用量は増えることになります。私はこれを知ったとき、衝撃を受けました。とても身近なエコ活動が間違いで、それを正しいと思っていたので、裏切られた感じがしました。

この本を読んで、びっくりしたことがあります。それはゴミの分別は、「金属」と「それ以外」に分ければいいということです。なぜかというと、今の焼却炉は性能が高く、家庭用のゴミを1つの焼却炉で4つの成分に分けることができます。

こんなに焼却炉の性能が高いとは思いませんでした。これだけ、性能の高い焼却炉を開発することができるなら、これからの地球温暖化対策の機器を開発できるのではないかと期待したくなります。

この本に書いてある事が全て正しいかどうかは、私には分かりませんが、これからの知識として知っていていい事だと思います。環境問題を考えることはとても難しいことだと前から思っていましたが、この本を読んで、更に難しいなと思い、自分は何をすればいいのか分からなくなりそうです。

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皆さんも是非混乱してみてください。
本当にわけがわからなくなると思います。
個人的にエコとはエコロジーではなくエコノミーだと思っています。

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