食で身体に栄養を!
本で心に栄養を!与えよう!
ということで長田が好きな本の好きなコラムを紹介します。
気に入ったら是非是非購入してください。
- 作者: アスリート勝言研究会
- 出版社/メーカー: 笠倉出版社
- 発売日: 2011/12/22
- メディア: 雑誌
やってみて「ダメだ」
と分かったことと、
始めから「ダメだ」
と言われたことは違います
イチロー
信念を貫くことと、ただ頑固であること。似てはいるが、言葉の響きは少し違う。イチローはオリックスの新人時代、上司である当時の土井監督に懲罰的に二軍に落とされても、振り子打法を止めることはしなかった。重心を後ろにおかず、前へ移しながら打つという常識を覆す打法。旧来的な指導者からは否定的な意見しか出なかった。それでも、タイミングの取り方、力の伝え方など、自分がプロの世界で生きていくには、この打撃しかないという信念があった。
現に二軍では首位打者に輝いていた。プロ3年目の1994年、上司が仰木監督に代わり、振り子打法を認められ、大ブレイクを果たしたのは周知の通り。瞬時に日本球界最強の打者となり、大リーグでも1年目からMVPに輝いた。一方でイチローの打撃フォームも確実に変化を見せていった。振り子の幅は年々狭くなり、メジャー挑戦の前年には、今のすり足に近い形におさまった。対戦相手も研究を重ね、振り子のタイミングをずらそうとあの手この手を尽くす。大リーグでは手元で動く球が主流であり、見極めには振り子でなくすり足にする必要があった。
上司からの指摘に、Yesマンである必要は無い。ただ自ら変化が必要だと感じれば、変える勇気は持っていたい。大事なのは自分の考えであり、感じ方だ。上からの指示に迷いや誤りを感じたとき、問うべきは自分の胸のうちだけ。その積み重ねで、イチローは世界の頂点まで駆け抜けていった。
長田
まずはやってみないとね。まずは続けてみないとね。机上の空論で決断を下してはいけない。
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