やっぱり、せいたろうはこのコラムだよね。
玉蘭祭。自分自身、この玉蘭祭に関わるのは2回目でした。そりゃ、2年生だから当たり前のことです。ですが、この2回目の玉蘭祭は自分の人生の中で、とてもいい、そして大きな思い出になりました。
準備を始めたのは五月下旬。やっとクラスに慣れ始めた頃から始まりました。テーマ決めから始まり、役職の振り分け、そして各役職の仕事内容決定などと、今まで私が経験したことの無かった、先輩たちが今までやっていたことを初めて行いました。実際、この頃は玉蘭祭の中心となって働く実感がわかず、右も左も分からない状態でした。
夏休み。玉蘭祭の顔となる門の製作、更に当日のイベントの内容を決め始めたのがこの時期です。自分の中でこの時期が一番辛い時期となりました。夏休みには勉強合宿やお盆の帰省など、準備ができない時期が自分の中にあり、行きたいけど行けないもどかしさが、精神的に体を蝕んでいました。更には毎日学校に行き、休む時間が取れなかったため、体力的にもとてもきつかったです。何よりこの時期辛く思っていたのが、夏休みなのに夏休みじゃ無いか、ということでした。今思い返してみれば、あの時期が一番楽しかったのではないかと思いますけどね。
九月の追い込みの時期には、各クラスの準備が始まって、質問攻めに遭うことが度々ありました。あの机は使っていいの?やら、何々をするためにはどうすればいいの?やら。だいたい参加団体総会で言ったことであり、規程の紙に書いてあることが多く、「ちゃんと文章読んだり話聞いたりしてくれ!」と心の中で思うことがよくありました。(かくいう私もあまりできていないですけどね。問題文をしっかり読んでいなくて、ミスすることが多いですし。そんなんだから計算ミスの帝王とか言われるんですよね…)
私としても書類系の仕事を毎日遅くまで残って作っていました。この時期になると夏休みの頃に感じていた辛さを乗り越え、「ランナーズ・ハイ」ならぬ「文化祭ズ・ハイ」になっていました。逆に「もう少し仕事させてくれたっていいじゃないですか」と思うようになっていました。(そこまで考えるのはまずいですよね。どうかしていたのだろうと今思います。)授業の時間も短く感じられ、もうすでに頭が文化祭のことしか考えられないようになっていました。
そして当日。ホントのことを言うと、軽く風邪気味でした。そんなもの気にせず、自分のすべきことをするため、ケータイ片手に校内を走り回っていました。当日になってから、校庭が晴れたから青空飲食スペースを作ろうと机を運んだり、食品スペースの方にコンパ根を設置したり、などの仕事が多く。出し物の方を見に行く余裕など全くありませんでした。ですが、その忙しさの中に自分は充実感を感じられました。今まで準備してきていたものが目の前で玉蘭祭が終わったと感じることが出来ず、校長先生の言っていた「寂しい気持ち」もそのときには感じられませんでした。
しかし、文化祭が終わって後片付けに入っている時、どこからか寂しい気持ちがココロを満たしてきました。友人と片付けが終わった後その話をしていたら、「寂しい気持ちは一生懸命にやった奴しか感じられないんだ」と言われたのです。その直後、目に熱いものがこみ上げてきました。その言葉を言われ、いままで思っていた「俺は仕事を一生懸命にやっているんだろうか?」という疑念が一気に晴れ、清々しい気持ちで玉蘭祭は幕を閉じました。
正直、文化祭当日には、様々な致命的なミスがありました。そのために多くの人に迷惑をかけてしまいました。この文章を読んでいないかもしれませんが、ここで謝らせてください。本当にごめんなさい。さらに、生徒会のほうが忙しかったため、夏休み前から始まったクラスの準備の方にもなかなか手伝いに行けませんでした。ごめんなさい。なのにもかかわらず、「頑張れ」と声をかけてくれました。あの応援が無かったらクラスのを割り切って仕事をすることが出来なかったと思います。ありがとうございました。
さらに学年優勝。名前を呼ばれたとき、嬉しくてステージ上だったのに笑ってしまいました。嬉しかったです。様々な叱咤激励をしてくださった長田先生。あのお叱りがあったからこそ、今のメンタルの強さがあります。本当に有難うございました。
多くの手助けをして下さった生徒会顧問の先生。何度失敗を重ねたか自分の中ではわかりません。本当にご迷惑をおかけしてごめんなさい。なのにココまで私たちをサポートして頂き、本当にありがとう御座いました。すれ違ったときに「文化祭頑張ってね」と言ってくれたみんな。本当にありがとう。そして、この玉蘭祭に関わってくださったすべてのみんなにお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。
自分のことや思い出のことばかり書いてしまいました。さらにはここまで長くなってしまいました。一生懸命にやっていなかったらここまで長い文章は書けなかったでしょう。自分でもここまで長い文章を書いたことに対して驚いています。
あふれ出る気持ちをこの感想に込めたため、つたない文章になってしまいました。読みづらくてすいません。
この2年生の玉蘭祭は二度と無いものですし、再び訪れることもありません。だからこそ、この思い出を大切にし、更には大学受験の勉強も始まるので、気持ちを切り替えて様々な物事に臨んでいきたいと思います。
最後の最後に、しつこいようですがお礼を言わせてください。本当に今回の玉蘭祭、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
有難うございました!!
せいたろう
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