藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方 (DISCOVER21世紀の学校)
- 作者: 藤原 和博
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2015/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
この本に載っている、成長社会から成熟社会への変化の話が好きだ。
簡単にまとめると
成長社会
●戦後~1997年あたり
●みんな一緒。皆中流階級。
●GDPの上昇
●典型的な人生設計⇒いい学校に入り、いい会社に勤める。
●一斉授業。学校を休むことは許されない。
●正解を求めれば良い。
成熟社会
●1998年辺り~現在
●それぞれ一人ひとり。一部の富裕層、大勢の貧困層。自殺者の増加。
●GDPの低下
●価値観が多様化。社会の複雑化。独自の幸せを追求。
●個別授業の増加。不登校も認知される
●正解は存在しない。正解を修正して納得解を見つける。
今、教育界ではアクティブラーニングという協働作業によって「正解」を探すことが求められているが、実はこれが「納得解」なのだなぁ~ということを最近理解した。
この本を読んで納得したが、結婚式の引き出物も昔は全員同じだが、今ではカタログで選ぶ時代になった。SMAPの「世界にひとつだけの花」がヒットしたのも丁度この社会変化が起こった時代である。
今はこのように時代が変化している。しかし、その時代に対応できていないのが私を含んだ大人である。(もちろん対応できている大人もいる。)自分が経験してきたものを下の世代に繋げようとすると時代錯誤に陥るだろう。
つねに時代は変わっている。だからこそ、その時代のニーズに応じた生活をしなければならない。つまり、常に学び続ける必要がある。常に受け入れる器を広げるよ必要がある。つまりいつまでも変化し続けないのだ。
老舗企業に関する本を読んだときに出会った
伝統とは革新の連続である
という言葉、革新できなければその企業は潰れるという意味だ。
継続とは同じことを続けることではない。
継続とは、時の変化に応じて、試行錯誤を繰り返しながら何度も脱皮することなのだ。
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