暗記型から思考型へ

先日、この本の成長社会から成熟社会への変化についてコラムを書いた。

これって実は人の成長過程にも似ている。

藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方 (DISCOVER21世紀の学校)

藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方 (DISCOVER21世紀の学校)

  • 作者: 藤原 和博
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2015/12/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

子どものときは学校で知識を詰め込む。

大人になったらその知識を用いてお金を稼ぐ。

 

長田はよく暗記型、思考型で生徒の指導をするが、

子どものとき、特に小学中学は暗記量で成績が決まるといっても過言ではない

しかし、高校大学になるとそれでは通じない。習った知識をどのように適用するかが勝負である。

 

また、社会人になると、正解は存在しない。

相手に応じて正解が変わるし、相手を納得させる必要がある。

 

子どものときは一人の知識で正解できるが、

大人になるとチームを組んで納得解を生み出す必要がある。

 

これからはAIの時代と言われている。

だから知識は自分の頭のなかに詰め込む必要は無い

これからは子どももアクティブラーニングの時代だと言われる。

 

 

この考えに長田は真っ向から反対する。

 

知識が無ければ知恵を出せない。

知識が無ければ他者のアドバイスを受け入れられない。

 

中学受験の是非を問う気はないが、

まずは知識の詰め込みがあってこそ。

 

文字を読めない人は本を読めないので知識が入らない。

言語を用いられない人は話し合いができないので知識が入らない。

知識が無い人には知恵を産み出すことはできない。

 

まずは知識だ。そのあとに知恵だ。

 

もちろん、これからはコミュニケーション力がものをいう社会だが、

それは大人になってからである。

 

 

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