数学とは論理である。
公式とは、簡単に値を求められるように、偉大な先人達が編み出してくれたものだが、
そんな、素晴らしいものを、
「なんでこの公式を用いると値が出るのか分からないと気持ち悪い」
という生徒がいる。
きっとその生徒は、子どものころから「何故~なるの?」と質問する思考型に育ったのだろう。
そういう相手に長田がよく語るのは
「そういう人はTV見るの禁止。スマホも使用禁止な。
だって、君達、TVやスマホの原理わかっていないだろ?
ボタンを押すと、画面をタッチするとなんで画面が替わるか不思議だろ?
不思議なんだけど、それが当たり前になれば、その通り使えてしまうんだよ。
公式が成り立つ理由を説明することも可能だけど、そのためにはもっと知識が必要なんだよ。
言い方かえると、何故かは後からわかることのほうが多いんだよ。
だからまずは使えるようになりなさい」
という台詞。
もちろん、公式の説明は授業中きちんと説明するんだけど
理解できない生徒も多い。それは、知識が足りないからか、
長田の教え方が下手なのか、まぁどちらかだ。
会津藩校の十訓
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです
ではないけど、理由を理解できない子どもに
一所懸命説明するよりも、
そういうものだから覚えなさい!
ということも大切である。
まぁ、個別に聞かれたときはきちんと対応するんですけどね・・・。
これは幼児期の子どもに対しても同じことだと思う。
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