日本人失格。3

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日本人失格 (集英社新書)

日本人失格 (集英社新書)

  • 作者: 田村 淳
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2017/02/17
  • メディア: 新書

ねっとに危機感を抱いていた菅原文太さん

 いわゆる、ネットにはびこる「闇族」を嫌い、そのネガティブな影響力に危機感を抱いていたひとりに、名優・菅原文太さんがいる。菅原さんは亡くなる1年前に、次のような言葉を週刊誌のインタビューなどで遺している。

「顔もしらない同士が、ネットの中で、ああでもない、こうでもないと、くっだらねえこと言い合っている。ときには見えない剣で切りあってもいる。自分に関わりのない他人のことなんか、ほっときゃいいのに。というか、そういうネット野中で文句をたれているヤツほど、誰かとつるんでいたいんだろうな。

現実の社会じゃ誰も相手にしてくれんから、余計に繋がっていたいんだろう。そうしないと不安で不安でしょうがないんじゃないか。でもな、相手の素性も知らない他人と繋がっていて、それが幸せなのか?違う、そんなのは幸せとは言わんよ。

特に若い連中に言いたいな。

身勝手につるむなって!

ときに孤独を愛せって!

自分に孤独を追い込む事により、自分は一体、何をしたいか見えてくるもんだ。同時にメンタルも鍛えられる。友達じゃない他人と架空空間で繋がっていても、傷を舐めあっているうちはいいが、ひとつでも自分の思い通りにならないことが起きれば、すぐに癇癪やつまらんストレスを募らせるだけだから。」

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