食で身体に栄養を!
読書で心に栄養を!
与えよう!
今月はこの本から!
この本だと野球・サッカー以外もたくさん載っているので嬉しいですね。
ということで今回の5回はレスリングの選手で!
絶対に金メダルを持ってかえる
という気持ちで上がりました。
川井梨紗子(レスリング女子フリースタイル63キロ級・金)
オリンピック初出場の女子レスリング川井梨紗子選手が、決勝でベラルーシ代表であるマリ ア·ママシュク選手を破り、2階級上げての五輪挑戦を実らせ、金メダルを獲得。世界選手権 では昨年の準優勝が最高で、初めて世界の頂点に立ちました。
第1ピリオド開始約30秒のところで、両足タックルで相手を倒し、バックを取って2点先取。 第2ピリオドも開始1分過ぎに右への片足タックルで2点追加。残り10秒で2点を追加して6 -0で見事快勝。最も盤石の勝ち上がり方を見せました。
決勝前、チームリーダーである恩師の栄和人氏から 勝ったら肩車してほしい とお願いが あったそうです。しかし、川井選手は「肩車の前に投げます!」と宣言し、その約束どおり、 金メダルが決まると駆け寄ってきた栄チームリーダーをバシッとひと投げ。勢い余り「もう1 回いきます」と再び恩師を宙に舞わせ、勝利の味をかみ締めたのです。肩車をしてマットを1 周するときは重そうな顔をつくって笑っていました。
貫いた攻撃レスリングに「これが自分が 教わったレスリングです」と胸を張りました。 「世界選手権の決勝では決勝に上がれることがうれしくて舞い上がってしまったので、その 雪辱は大きい舞台でしか晴らせない。前日の3人が金メダルを取っていたので、自分も絶対に 金メダルという気持ちでした」。五輪出場権を獲得しただけで満足してしまい、最後に敗れてしまった2015年の世界選手権のリベンジも果たすこととなりました。
表彰台では弾けるような笑顔でしたが、日の丸が掲げられる際には感極まってうつむき、涙を流しました。再度正面を向くと、君が代を口ずさみ,最後は再び笑顔になり、「前日の3人が(表彰台で)どんな景色を見ているのかなと思ってて、すごくいい景色でした。日本の国旗がたくさん見えて 、オリンピックってすごいんだなと思いました」と話しました。
本来は58キロ級、打倒伊調馨と、五輪4連覇の女王超えを掲げて戦ってきましたが、 高い壁に阻まれ続けました。大学の先輩で48キロ級の今大会金メダリスト の登坂絵莉選手に転 向を勧められたことがきっかけ。「(伊調)馨さんに挑戦できるのは自分しかいない。逃げたと 思われたくない」と迷い、涙を流した末の決断でした。
涙は無駄になりませんでした 伊調さんを超えたい。でも五輪にも出たい。その思いを母,初江さんに相談すると、「五輪のない時代の女子レスリングの人たちの気持ちを思えば、挑戦できる立場にいるのがうらやま しい」と言われました。初江さんは女子レスリング黎明期の選手で、1989年世界選手権の 代表。当時,女子レスリングの最高峰の舞台は世界選手権でした。父,孝人さんも大学日本一 に輝いたこともあるレスリング一家。指導には口出しせず、コーチ役は母親が担いました。
悩 み抜いた末の転向の決断には「伊調から逃げた」という批判もあったそうですが、五輪で最高 のレスリングを披露した今大会の金メダルがすべてを帳消しにしました。 「この階級にするまでもいろいろありましたし、転向してからもあった中で、最初で最後の オリンピックの63キロ級をいい形で終われて良かったです」 大会後は再び58キロ級に戻して 伊調超え に挑む意思を示しました。2020年の東京五 輪では自分の階級で、五輪連覇を目指すことになるかもしれません。「(東京五輪出場は)もち ろんです。絶対に(同じ場所に)立ちます」と力強い宣言も聞くことができました。
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