恥ずかしがらずに便の話をしよう。2

食で身体に栄養を!

読書で心に栄養を!

 

今月はこの本から!

食事中には読まないようにお気をつけください。

恥ずかしがらずに便の話をしよう (マイナビ新書)

恥ずかしがらずに便の話をしよう (マイナビ新書)

  • 作者: 佐藤 満春
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2017/10/24
  • メディア: 新書

一生のうんこの量は6トン

 

人は一生に約6トンものうんこをすると言います。人生80年として、1回のうんこの重量が100~200グラムなので、そこから算出した結果ですが、肉類の摂取が多い欧米人の場合は1日の排便量が100グラムに満たないこともあるようです。肉は食物繊維を一切含まず、また食事の内容からも食物繊維が少なく、このような結果になるのでしょう。

 

少し古いデータですが、1972年のイギリスの医師デニス・バーキット博士の研究報告がとても面白いです。バーキット博士はアフリカに住み、現地の人々の医療活動に従事してきました。そこで、アフリカの農民の大腸がん患者が非常に少ないということに気付きました。

 

そこで、研究を進めた結果、アフリカの農民の消化管通過は平均36時間なのに対し、イギリス人の学生は平均73時間。便の量を見ると、アフリカの農民が1日平均470グラムなのに対し、イギリス人学生は平均104グラムという決定的な違いが見られました。

 

消化管通過時間では、大腸での滞留時間に大きな差が見られました。腸内での時間が長ければ長いほど、便の腐敗が進み、老廃物などが多く発生してしまいます。アフリカの農民は食物繊維たっぷりの食事をしているという報告があり、町内にとってどちらがやさしい生活を送っているかは一目瞭然ですね。

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