恥ずかしがらずに便の話をしよう。5

食で身体に栄養を!

読書で心に栄養を!

 

今月はこの本から!

食事中には読まないようにお気をつけください。

恥ずかしがらずに便の話をしよう (マイナビ新書)

恥ずかしがらずに便の話をしよう (マイナビ新書)

  • 作者: 佐藤 満春
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2017/10/24
  • メディア: 新書

「食べていないからうんこが出ない」はウソ

 

理想的なうんこは水分が約8割、残りが固形成分と説明しました。その固形成分の内訳は、3分の1がいわゆる食べかすとも言われる消火されなかった食物繊維などの成分、3分の1は小腸の内壁が剥がれ落ちたもの、残りの3分の1が善玉菌、悪玉菌を含めた腸内細菌の死骸もしくは生きているものとなっています。

 

ちなみに、小腸の細胞は寿命が短く、1日ほどで入れ替わります。小腸癌という名前をあまり耳にしないのも、小腸の細胞が非常に新陳代謝が激しく、入れ替わりが速いためですね。小腸がんの発生率は0.1~0.3%。1万人に1人ととても低いです。

 

また、免疫細胞の約6割が小腸に集中しているのも、小腸がんが少ない理由です。小腸がんは早期発見で比較的な折安いがんです。血便や原因不明の体重減少、腹痛などが小腸がんのサインとなっています。

 

話はそれましたが、ということで、私達は断食していたとしてもうんこは出ます。手術などで点滴しかしていない患者さんにも排便はあります。食事は基本的に小腸で消火されています。うんこのうち、食事に由来のものは1割もないのです。

 

 

 

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