恥ずかしがらずに便の話をしよう。10

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今月はこの本から!

食事中には読まないようにお気をつけください。

恥ずかしがらずに便の話をしよう (マイナビ新書)

恥ずかしがらずに便の話をしよう (マイナビ新書)

  • 作者: 佐藤 満春
  • 出版社/メーカー: マイナビ出版
  • 発売日: 2017/10/24
  • メディア: 新書

便秘のデメリット

 

便秘に関して1つ、間違いなく言えることは、男女関係なく、便秘にはメリットが皆無だということ。デメリットしかありません。便秘が続くと腸内環境は悪化します。腸内環境が悪くなるので便秘がさらに続き増す。こういった負のスパイラルによって大腸がんの危険も高まってしまいます。

 

アメリカの調査では、「排便の回数が週2回以下」という便秘の女性の4人に1人は、乳がんになる可能性の高い細胞が見つかったといいます。「毎日排便がある人」の場合、この細胞は20人に1人しか見つかりませんでした。

 

このデータから、「便秘の人は、排便が正常の人より乳がんに5倍なりやすい」と言えるでしょう。便秘の人からすると絶望的にも思えるデータかもしれませんが、このあと、便秘を解消する方法もきちんと紹介しますのでご安心を。

 

さらに、急に便秘になったり、便の形が変わってきた、便に血が混ざっているといった状態になった場合は、直腸がんの可能性があります。すぐさま医療機関を受診してください。

 

便秘の人は分かると思いますが、便秘による様々な症状により仕事の集中力が低下してパフォーマンスが落ちてしまったり、ひどくなると欠勤にいたる場合もあります。アメリカの試算によると、女性の慢性便秘患者の平均的な損失額が年間7000ドルにも達するといいます。社会全体が慢性便秘患者に1人当たり77万円(1ドル110円で計算)の損失を被るということです。

 

また、第5章でも触れますが、小学生をはじめとしたこどもたちの便秘も深刻です。本当に便秘は社会問題ともなる大きな問題です。

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