食で身体に栄養を!
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今月はこの本から!
進歩とは変わることである
私が監督時代に選手に求めたのは、「変わる」ことだった。必死になって努力しても結果が出ないことは、誰にだってある。そんなときは、変わるしかない。しかし、変わるには勇気が必要である。それまでの人生経験で蓄積されたものや価値観が脅かされるかもしれないという恐怖心を、抑え込む必要があるのだ。
私は選手たちに、変わるときの心構えとして次のように説いた。
変わることは進歩であり、成熟することである。
変わる事に楽しみを見い出せ。
変わることは失うことではなく、
何かを得ることだ。
もうひとつ付け加えるとすれば、変わる事に年齢の壁はない。人間はいくつになっても自分を変えることができる。それが、「成長する」ということだ。
成長を阻んでいるものは、もしかしすると変化を受け入れない自分自身かもしれない。目の前の現実を好転させるには、まず、自分自身が変わるしかないのだ。どうしても変われない選手たちには、道具を替えることをすすめた。道具を替えれば、否応なく、変化を意識するよう、少しずつ働きかけることができるからである。
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