GAFAとは、企業としての資産価値が1兆ドルを超える勢いの4つの会社の頭文字で、Google、 Amazon、Facebook、Appleである。私はAppleだけ使っていないと思っていたが、学校からiPadを支給されていたのを忘れていた。君たちもFacebookの傘下にあるインスタを使っていることだろう。
この4つの企業、いや、今世界を席巻している企業に共通することは、個人情報を握っていることだろう。この夏長田はNYにいくために旅行会社をGoogleで検索したが、それ以後、ネットには海外旅行の広告が毎日のように貼られていた。また、年間200冊の読書をしているが、そのうちの4分の1はAmazonで注文している。そのためか、たまに「以前△□の本を購入された方はこんな本も購入しています」というオススメ書籍の広告メールが送られてくる。既に持っている本が出てくるところからもデータの蓄積から傾向を読むのが上手だなと感心する。
AIの登場によって、データの蓄積・処理が容易になり、そこから傾向を掴むことで、広告の精度が上がった。TVなどのメディアで大多数に情報を発信するよりも、ピンポイントで個人に広告メールを送るほうが、お金もかからないし、人件費もかからず効率が良い。こういうところが業績を急激に上昇される所以なのだろう。 今、学校の先生はSNSによる被害を受けないように、個人情報の発信は注意しようと促しているが、SNSを利用していることそのものが、利用している企業に対して個人情報を垂れ流している事実を見逃してはいけない。
今でもそうだが、河合模試などに住所を書かせるのは個人情報を入手するためだが、現在はクラッシィの利用でベネッセに個人情報を無料で差し上げているようなものだ。住所や電話番号を教えていないから大丈夫?今は名前と年齢、メアドだけ分かればそれで十分な世の中である。正直なところ、見えるところで見えない形で個人情報は流通しているのだ。 これからは情報が社会を支配する世の中だ。支配されないように気をつけるのではなく、支配する側に廻るのが得策である。時代の流れはそんな簡単に変わらないのだから。
コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。