今年高2の担任だが、「ゆめ」という生徒の推薦入試の指導をしている。授業なども教えていなければ、柔道部でもない。教えている理由は8歳上の「ひな」を担任していたから。
「ひな」も大学入試は推薦で志望校合格を勝ち取ったのだが、長田は前日以外、指導していない。たぶん、他の先生に教わっていたようだ。
しかし、入試前日、談話スペースで1人たたずんでいる「ひな」がいた。「明日試験だろ?頑張れよ!」と声をかけたら、(本人は否定するが、)泣きながら
「先生、小論文が書けないです!」
と。なんか構成を考えすぎて、60分で200字程度しか書けなかったのかな?ということで前日に文章の書き方を指導。夏休みのときに話したときは、新聞の切抜きとかをきちんとやっていたので知識は豊富だということは分かっている。ということで書き方の指導をしようということになった。
どうも本人は演繹法で書いていたので、帰納法で書くことを勧めた。そうしたら、
「先生、これなら書けそう!」
という事で過去問をやらせたら、きちんと書けたので、明日も帰納法で書くことを勧めた。
そして、試験当日もきちんと小論文を書き、もともと得意の面接で教授と仲良く話をしてきて、見事合格。
合格発表の日、きっとひなは授業中に勝手にスマホを開いて結果を見ているだろうと思っていたのだが、どうも見ていなかったようで。。。高校あてに届いた合格通知で先に合格を知っていたので、休み時間に呼び出し、
「ひな、この合格証書捨てるよ!」
と併願校の証書を破り捨てたそうな。(ひながそういっていた。長田は記憶なし)
そして、
TY大学合格おめでとう!
と伝えたそうな。(あんまり記憶に残っていない。)
なぁ~んて奇跡を起こしたために、今妹である「ゆめ」の指導をしている(21日が試験で長かった指導がやっと終了)
さて、どうなることやら・・・。まぁお姉ちゃんよりは出来がいいので、期待して合格発表を待ちたい。
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