一切なりゆき。14

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一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)

  • 作者: 樹木 希林
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/12/20
  • メディア: 新書

キレイなんて、一過性のものだから

10代の頃なんかは、人と諍うのが楽しみなくらいだったから。諍っていると、その人の一番嫌なところや、隠そうと思っている悪い部分がズンって引き出されてきて、それが面白かった。最初は役者の目で見ているんだけど、人が自分の手の平の上で転がされているような感じになってくると、なんだか愉快で(苦笑)。ね、絶対に友達にはなりたくないタイプでしょう?

でもそれがあったから、“役者でやっていけるかな”と思った。一般の社会だったら、とっくに抹殺されているわね。女優だったからこうしてなんとか残れたわけで。。。ただ、女優として芽が出ている人は、多かれ少なかれ、そういうところがあるはずですから、いくらキレイでも奥さんにしないほうがいい、と私は思います。“キレイなんて一過性のものだから”って男優さんには言っているの(笑)。

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