犯人を探さない

前回、ストレスを感じるのは人間関係だといった。そして鈍感力が大事だとも言った。

たぶん、ストレスを感じる人は、

「なんで、あの人はこういうことをするのだろうか?」とか「私は何か悪いことをしたのだろうか?」と原因を探ろうとする。

たぶん、それがいけないのだろう。

この本に載っている言葉

やめないよ (新潮新書)

やめないよ (新潮新書)

  • 作者: 三浦 知良
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/01/13
  • メディア: 新書

学ばない者は人のせいにする。
学びつつある者は自分のせいにする。
学ぶということを知っている者はだれのせいにもしない。
僕は学び続ける人間でいたい。

自分なりの解釈だが、ここ、1、2年でこの言葉の意味が分かるようになった。

これはN澤校長補佐から教わった言葉だが

「困った人」は困っているのよ。

「なんでそんなことをするんだ。迷惑だろ!」と思われる人は色々なストレスを感じて、「それぐらい、いいだろ」とか、疲れているから正常な判断ができなくて「俺はこれが正しいと思っているんだ」ぐらい考えが行動として表現されているだけなんだよね。

だから、長田はそういう人に対して「あぁ、大変なんだね」と放っておく。親しい人なら食事に誘って美味しいものを食べさせて笑顔にする。

そして、最近は自分のせいにもしなくなった。これは何か決断を迫られたときに、「後悔をしない」や「縁ある人々を幸せにする」という理念を常に念頭において

「どっちが、よりそれに近づけるか?」

と決断しているから。だから、失敗した決断をしても「あのときは、あれがベストだと思ったんだ」と考え、反省はしても、あまり自分を責めない。

春休みに講習をするのもそういうところで実行に移している。もちろん、このブログもね。いや、正直、悟り始めているよ。笑

みんな必死に毎日を生きているんだよ!

そう思うとたいていのものが許せるようになる。

えっ、許せない?そういうときはこの言葉

赤めだか

赤めだか

  • 作者: 立川 談春
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2008/04/11
  • メディア: ハードカバー

「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為。これを嫉妬というんです。一緒になって同意してくれる仲間がいればさらに自分は安定する。

本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし、人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。芸人なんぞ、そういう輩の固まりみたいなもんだ。だが、そんなことで状況は何も変わらない。

よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う。」

という立川談志の言葉、これは大切だ。

「あっ、みんな嫉妬しているのね。可愛いね。笑」

と周囲の言動を流せるようになった。まぁ、勘違いなんだけどね。苦笑

ということで、犯人探しはやめよう。たぶん犯人はいないよ。みんな疲れていて間違った判断をしているだけだから。その積み重ねが事件になっただけだよ。

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