働く目的

この本に載っている話

私が一番受けたいココロの授業 講演編 与える者は、与えられる―。

私が一番受けたいココロの授業 講演編 与える者は、与えられる―。

  • 作者: 比田井 和孝
  • 出版社/メーカー: ごま書房新社
  • 発売日: 2010/02/27
  • メディア: 単行本

これは、アメリカでのお話です。

ある鉄道会社の社長が、線路の修理現場を視察していました。すると、1にんの作業員が親しげに話しかけてきました。

「久し振りだね!君も随分出世したものだね。君が社長になったと聞いたときは本当に驚いたよ。」

見ると、その作業員は、約10年前に社長と一緒に作業員として働いていた友人でした。そして、その友人は言いました。

「10年前は一緒に、50ドルの日給をもらうために、働いていたのにね、君も変わったね。」

社長は答えました。

「・・・そうだったのか。君は50ドルをもらうために働いていたのか。私は10年前も今も、この鉄道会社のために、そして世の中の人たちに、快適な旅をしてもらうために働いているんだ。」

長田は縁ある人々を幸せにするために数学を教えています。数学を通じて、分かったときの喜びを、また、長田の背中を見せる事によって、働くことの楽しさを。

お金をもらえることにこしたことはないけど。そのお金も結構知り合いに奢っちゃうしね。苦笑

この人生を皆がどう感じるかは人それぞれだけど、幸せってそういうところにあると思う。

コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。