4月のクラス懇親会。通称役員決めの日。
ゲームをしたりして、場を和ませるが、
高3担任のときはこんな話をする。
(ある本(たしか、木下晴弘さんの本。)に書いてあったことをほぼそのまま使わせてもらっています。)
保護者の皆さん、想像してください。
この教室は飛行機内で皆さんは今旅行から自宅に戻るところです。
しかし、突然エンジントラブルが起こり、制御不能になりました。これから海に不時着をすることになりました。もしかしたら、もう二度と家族に会えないかもしれません。
皆さんはお子さんに、最後どんなメッセージを残しますか?
ここで1分ぐらいシンキングタイムです。
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はい、この中で、「私がいなくなっても第1志望校に絶対に合格するのよ」!って思った方いますか?いないですよね?(ここで笑ってもらえれば成功です。)
たぶん、多くの皆さんが
「お父さんと仲良くね」とか「友達を大切にするのよ」とか「お母さんがいなくても自分で朝起きてね」とかそういうメッセージだと思うんですよ。
たぶん、幸せってそういうところにあると思うんですよ。もちろん、今年は大学受験の年なので、受験勉強に力を注いでもらうけど、失敗したからといって、そこで人生が終わりなわけでもなければ、幸せになれないと決まったわけじゃありません。
受験よりももっと大事なことがありますから、あんまりお子さんに厳しくしないでくださいね。その分、長田が厳しく指導しておきますから。笑
っていう話をします。
やっぱり良い大学に行くと幸せ(給料が高い、地位が高い)になれる確率は高くなりますが、幸せの種類は他にも色々ありますから、それを見失わずにベストを尽くしたいな、って思います。
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