この本はなかなかに面白かった。
- 作者: Daniel T. Willingham
- 出版社/メーカー: 東洋館出版社
- 発売日: 2019/04/26
- メディア: 単行本
一番感銘を受けたのは詰め込み教育について。
詰め込み教育は否定されがちだが、それは詰め込んでいるだけだから。テストもその知識を知っているかどうかの確認テストだから。ということ。
知識は詰め込まないと新しい知識を獲得できない。もしくは新しい知識を獲得するのに多大な労力を要する。
知識は繋げて覚えるもの
「中学のときにこれ習ったじゃん」とか
「昔の人はどうやって測量したと思う?」と
比較できるものを明示する。
この比較や具体例が繋げるなんだよね。
たまに生徒に英語を教えるときも
日本語との違いを意識して教える。
そういう既知の知識と未知の知識を繋げる。
それが教えることであり、理解することなんだよね。
だから知識が乏しい人はどうしても理解が遅くなる。
だから幼稚園や小学生のときは詰め込み教育でいい。
もしも子どもが「なんで?」と聞いてきたら
本で調べさせるか、ネットで検索をかけさせればいい。
教育とはそういうものだと、この本を読んで理解した。
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