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- 出版社/メーカー: 英和出版社
- 発売日: 2019/06/24
- メディア: ムック
人間力といいますか、
そこが上がってこないと
野球も継続的な結果は
出せないと思います。
(西谷浩一:大阪桐蔭高校監督)
史上初となる二度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭高校の西谷浩一監督は「人間力の上昇」を一番に置いた指導者だ。
レギュラーを重宝する監督が少なくない中、ベンチに入れない選手への指導にも時間をかける。生徒に対して要求するのは、「相手を思いやる心」。全員が相手を思いやればチームは一体となり、また人間的な成長にも繋がる。
野球の能力では劣るが観察力に優れた選手が、メンバーから「偵察してきてくれ」と頼まれる。その選手の本音は、「試合に出たい、活躍したい」。それでもチームメイトからの頼みを粋に感じ、率先して動く。「こんな選手がいるときは強い。」と語る。
「モノを頼まれる人間になれ。数いる中でモノを頼まれるのは信用されているからだ。」ー選手としてではなく、人間として成長するべき。それが「補欠選手」だった名監督の教えである。
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