こだわらない

いつかのコラムで素直な生徒が成績を伸ばすと書いた。では素直でない生徒とはどんな生徒か。それはこだわりを持った生徒である。皆がこだわるという言葉にどんなイメージを持っているか分からないが、私はマイナスのイメージを持っている。

見方を変えれば味方が増える

とは「モデル失格」(押切もえ:小学館新書)という本に載っていた言葉だが、成長するためには多角的な視点で物事を捉えることが欠かせない。闇雲に突き進むよりはビジョンを持って計画を立てるべきである。

メンタリストDaiGoのポジティブ辞典

メンタリストDaiGoのポジティブ辞典

  • 作者: メンタリストDaiGo
  • 出版社/メーカー: セブン&アイ出版
  • 発売日: 2017/12/18
  • メディア: 単行本

この本にこんなコラムがある

手放す言葉

同じやり方にこだわると、

問題は解決されず堂々巡りになってしまう。

勇気を出して、今までのやり方を一度捨ててみよう。

一貫性を持つことも大切だが、

何度も同じ問題にぶつかったり、

いつになってもそれが解決されないなら、

それはこだわりも捨てる勇気が必要だということだ。

 

 

壁を破るには試行錯誤する必要がある。まだ受験勉強を始めたばかりなら、今のやりかたにこだわってもいいかもしれないが、新たな視点を手に入れることも意識したほうが良いだろう。受験は団体戦というが、友達、保護者、先生、先輩、いろいろなところから情報を入手して、「これは今の自分に足りないものだ」と気づいたら、試してみる価値はあるだろう。

 

 

最後に学年通信第010号に掲載した卒業生の言葉で終わりにします。

そういえば、私は受験勉強で後悔していることがあります。

それは非効率的な勉強でも信じてやればいつかは報われると思ってたことです。勉強には人それぞれやり方があると思います。成績伸びない時とかやり方に悩みますよね。私はその時頭のいい友人やネットで見たやり方を真似てみたんです。みんなが使ってる参考書使ってみたり。成果が出たものもありましたが、なかなか出なかったものもありました。

それらはおそらく自分にあっていなかったのでしょう。でも、「現にそうやって成績が伸びた人がいるからもう少ししたら成果が出るかも」と半年ぐらい、伸びずに続けました。

しかしなんで伸びないんだろうって悩んでいたある日、長田先生が「成績が伸びてない、結果が出てないならやり方変えろ。合わないことやってても仕方がない」的なことを言っていたのです。(あんまりしっかり覚えてないです)こういう感じで成績伸びなくても勉強の仕方を変えない思考になってしまうんだなって気付けました。

そこで半年近く動かなかった私の勉強の歯車が再び動き始めました。もっと早く気づいていれば、もっとたくさん合格実績とれたんじゃあないかなと後悔してます。でも、遅すぎることはなかったので、ギリギリ第一志望校にたどり着けました。間違った道にいても気づいたら戻って進むことも大切だなと思いました。

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