弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉。10

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弱いメンタルに劇的に効く アスリートの言葉――スポーツメンタルコーチが教える“逆境”の乗り越え方

弱いメンタルに劇的に効く アスリートの言葉――スポーツメンタルコーチが教える“逆境”の乗り越え方

  • 作者: 鈴木颯人
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

弱い負荷しか体験したことのない人間は、

強い負荷に耐えられない。

「負」に対する免疫を作るためには

どん底を恐れてはいけない。

いやむしろどん底をともにすべきだ

室伏広治

室伏さんは日本人で初めてハンマー投げでオリンピックメダルを獲得、陸上・投擲種目の金メダルはアジア人史上初の快挙でした。長年競技に携わり数々の栄光を残し、現在では大学の教授をしています。まさに実績と理論を追求し続ける探求者です。

そんな、輝かしい結果を残してきた陸上界のレジェンドは、どん底をともにすることを望んでいます。多くの選手はどん底なんて経験したくないものです。しかし、一流の選手になればなるほど、どん底が与えてくれるメリットを知っているのです。

私が一流アスリートたちの発言を調べて特に強く感じるのが精神的な強さもさておき、「負」に対する捉え方がふつうの人とは違うことです。たとえば、試合で結果を残せない、うまくいかないとき、誰でも苦しみを感じるものです。だからこそ、どんなに苦しくても前を向く力が求められます。その力が一般的に言われる「ポジティブシンキング」かもしれません。

では、一流の選手はみな最初からポジティブシンキングができていたのでしょうか?私はそうは思いません。きっと何かしらの体験を通じてポジティブに振る舞ったほうが得だと気付いたはずなのです。その経験をできるチャンスが「どん底」です。その経験こそが「どん底」が与えてくれるメリットなのです。

だからこそ、どん底に行くことを恐れてはいけないのです。むしろ、どん底を歓迎するくらいの気持ちを持てたらいかがでしょう?その先には成長しか待っていないのです。

是非、ネガティブを受け入れてください。ストレスを受け入れてください。

-の感情を毛嫌いするのではなく、マイナスの感情が伝えてくれるメッセージを上手に受け取る人になってほしいのです。

全ての感情は、あなたを成長させるための意味があるのです。

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