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- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/06/11
- メディア: 単行本
公益となるべきほどの私利でなければ、
真の私利と言われない。
今日、企業家や経営者たちは自社の利益を優先するのが当たり前のように見なされている。だが、渋沢栄一はこれに反して常に公益に適うことを自ら実業哲学の中核に置いていた。
それは一国に留まるものではなく、アジア全体を見渡すものでもあった。渋沢は生涯に3度、中国を訪問しているが、同国の政財人と交流を深め、中国への経済支援を説いている。それは、最初の訪問時に上海にて、欧米人に奴隷のごとく扱われる中国人の姿に大きな衝撃を受けたためであった。
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