昨年度、面倒を見た生徒で「ほのか」という生徒がいて、
推薦入試で見事第1志望に合格した。
合格の報告をしてくれたときは
「長田のお陰だな」とも「お前の実力だよ」とも言わなかったとも思う。
たぶん、「おめでとう。良かったね」だったと思う。
うん、正直覚えていない。
今あのときのことを思い出すと
本人が泣いて喜んでいたことと
担任から「長田先生、すごいですね。自分は正直無理だと思っていました」
と言われたこと。
長田が思っていたのは、
「いや、そんなレベル高い大学でもないし、倍率高くても問題ないでしょ」
くらいかな。
正直に言えば、そんなに気合入れて教えていない。
言い方が失礼になってしまうけど、
どこかで縁があったわけでもないし、
初期の頃は、数名の先生に相談していたそうで、
「色々な先生に意見を聞くと全然違う意見を言うから、誰かに絞ったほうがいいよ」
(暗に「他の先生のところで指導を受ければ?」)とか言っていた。
あと、他学科だけど、同じ大学を受ける生徒の面倒を見ていたから
正直忙しくてあんまり面倒を見ていなかったというのもあったかな。
そんなこともあったんだけど、3月の卒業の時期に
本人とお母さんから手紙をもらった。
お母さんからの手紙に書いてあったんだけど
「一度書いた小論文を全部書き直し・・・と初めに言って頂いた時から、長田先生に最後までお世話になろうと決めたのだと思います。」と。
あっ、確かに全否定して書き直し命じたわ!苦笑
かなりきついこと言ったよ・・・
2度目のときは半分以上書き直してきていたね。。。
よく頑張ってきた文章を完全に否定された先生の下で頑張れたな~。
それが凄いなって思った。
半年たってから、本人や担任の言動を理解することができた。
本人からの手紙で
「今思えば、あのときしつこい程、長田先生に頼み続けて良かったと思っています。自分でもなぜ先生の下へ、積極的に行けたのか分かりませんが、寄り添って下さる素敵な先生に出会えてよかったです。大学でも努力をして、小学校教員を目指して頑張りますので応援していただけると嬉しいです。良い報告ができる日を待っていてください」
と書いてあったので、是非素晴らしい教師になってほしいと思います。
1つだけアドバイスすると、
生徒が頑張って書いた文章を全否定するような先生になっては駄目だよ。。。苦笑
全否定した先生のところで、諦めずに最後まで頑張れるって凄いね。
奇蹟を起こすのってこういう強い意志を持ってこそなんだなって感じた。
(いや、長田的には「受かっているだろうな」としか思っていなかったんですけどね。)
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