憧れ

これは内藤先生に、進路通信に掲載するために書かせたコラムです。

 

初めまして!上智大学 理工学部 情報理工学科から来ました、内藤 航といいます。

 

6月1日からの3週間、1年7組でお世話になります。科目は長田先生と同じ数学を担当させていただきます。自己紹介を含め、様々な話を書かせていただきます。皆様にとって何かの役に立てれば幸いです。

 

趣味は散歩です。受験勉強の息抜きで始めたのがきっかけだったんですけど、すっかりはまってしまいました。今では好きな音楽を聴きながらする散歩が大好きです!これを読んでくださっている方にも是非お勧めしたいです!

 

高校時代は柔道部に在籍していました。当時は顧問の長田先生に部活の面でも勉強の面でも大変お世話になっていました。

1.高校時代について

たくさんあるのですが、その中でも自分の中で一番濃い思い出として残っているのはやはり部活と受験勉強ですね。部活も受験勉強も一言で言うなら「すごい大変だった」というのが正直な感想ですが、柔道部での長田先生との出会いや受験勉強をしていくうちに生じた自分の心境の変化が自分に教師を目指そうと思わせてくれました。次の項目でもう少し詳しく述べさせていただこうと思います。

 

2.教師を目指した理由

自分が教師を目指したいと思い始めたのは高校3年の時に参加した夏の勉強合宿の時です。当時、OBとして数学の勉強を教えに来てくれていた教員志望の平林先輩の優しく教えてくれる姿勢に憧れて「自分もこんな人になりたい」と思い、先生になることを考えるようになりました。当時の自分は何のためにつらい思いをしてまで勉強を頑張っているのか答えを見いだせなかったので、「教員になるため」という目標を持つようになってからは勉強に前向きに取り組めるようになりました。そのおかげで、浪人こそしてしまいましたが、上智大学に合格することが出来ました。長田先生と同じ大学なんですよね。

自分は大学に入学する前までは教員になりたい理由が正直「憧れたから」としか答えられませんでした。しかし、大学生になってから長田先生に呼ばれて今度はOBとして参加した勉強合宿、家庭教師、塾講師、そして大学生活を通して多くの子に勉強を教えていくうちに、数学のことで頼ってもらえたり、自分が教えて解決したときにお礼を言ってくれたり、時には単位を取れたことや何らかの試験を突破してくれたのを報告してくれた時に、役に立つことができて嬉しくて楽しいと感じている自分に気づきました。このことから、自分は頼ってもらえることが好きな人間なのだなと思わされました。自分がここまで勉強を頑張れたのは多くの先輩や先生方のサポートがあったからこそだと思っています。なので、今度は自分が多くの生徒に頼ってもらって、そして楽しく数学を学びながら支えてあげられる人でありたいという理由から、改めて教師になりたいという意思が強くなりました。

 

3 勉強で心がけてほしい事

自分自身、現役生の時はめちゃくちゃバカでした。当時、数学の勉強は全部長田先生の下でご指導を受けていただいたので、聞けば自分のひどいエピソードが湯水のごとく出てくると思います。ぜひ聞いてみてください。

そんな僕が当時、長田先生に常にいわれてきたことは基礎を徹底するという事です。周りの友達が少しレベルの高い参考書をやっていたりして焦ることはあると思いますが、自分の基礎知識も整っていないまま、レベルの高い参考書をやっても解説の言っていることもわからずじまいとなってしまい、学力もモチベーションも上がりません。自分が今の大学に行けることができたのは、そういった背伸びをせずにコツコツと基礎の勉強をコツコツと積み上げることができたからだと思っています。

なので、周りの子がどういう勉強をしていても、気にせず自分の目の前にある課題をコツコツと攻略し続けてください。そうしたら気づけば周りの子よりできるようになってるはずですから。

 

4.最後に

これから皆さんは様々なことで悩んだりすると思います。ですが、駒込高校のいいところは先生や先輩方の面倒見の良さにあると思っています。自分もそれに救われた人のうちの一人です。だから、一人で抱え込まずに気軽に相談してみてくださいね。きっと良い方向に転がると思います。皆さんの高校生活を陰ながら応援しています!ファイト―!

 

さて、今回紹介したい文章を抜粋します。

自分が教師を目指したいと思い始めたのは高校3年の時に参加した夏の勉強合宿の時です。当時、OBとして数学の勉強を教えに来てくれていた教員志望の平林先輩の優しく教えてくれる姿勢に憧れて「自分もこんな人になりたい」と思い、先生になることを考えるようになりました。

やっぱり夢って憧れなんだと思う。

 

最近、子どもに夢がないって言われるけど

それは言い換えると「子供の周りに憧れる大人がいない」ということだと思う。

 

だから、大人はもっと子供に憧れられる行動。振る舞いをしないといけない。

今の世の中では難しいことかもしれないけど、やっぱりそうしないといけない。

 

 

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