強く、優しく、古賀稔彦の言葉。11

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強く、優しく 古賀稔彦の言葉

強く、優しく 古賀稔彦の言葉

  • 出版社/メーカー: 産業編集センター
  • 発売日: 2022/04/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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おとなたちが真剣になれば、

こどもたちも真剣に

ぶつかってくるのである

 

お子さんを持つ親御さんは経験があるかもしれない。あれ、うちの子、大人みたいなことをしゃべってるな。あんな言葉、どこで覚えたのかな。あ、オレの口癖だ……。

 

子どもは大人が思う以上に、近くの大人をじいっと見ている。古賀は自分の子どもと遊んでいるときに、ちょっと手を抜いたら、“ちゃんとやってよ”と言われて驚いたことがあったという。「あいさつはきちんとしましょう」「靴はそろえましょう」と言う大人が実行していなければ、子どもはその行動のまねをする。

 

一昔前、子どもたちが出場する柔道大会で、監督や保護者から激励や応援とは言い難い乱暴な言葉が聞こえてくることもあったという。古賀はそのチームの選手がそっくりな言動をしていることに気が付いた。

 

「これではいけない」と、道場の枠を越えて現場の監督、選手、保護者達に呼び掛けて「大人が模範になる」ことについて繰り返し説いた。声援がマナーを踏まえた内容に変化するにつれて、子どもたちの言動もさわやかに変わってきたという。

 

柔道をするときも本気で、遊ぶときも本気。「古賀塾」では練習のほかに、古賀が愛した静岡県南伊豆町の合宿で自然と触れ合ったり、保護者も子どもたちと一緒に遊園地で遊んだりしていた。「大人の本気」は必ず子どもたちに伝わるのだ。

 

 

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