強く、優しく、古賀稔彦の言葉。14

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強く、優しく 古賀稔彦の言葉

強く、優しく 古賀稔彦の言葉

  • 出版社/メーカー: 産業編集センター
  • 発売日: 2022/04/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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選手に努力させるのであれば、

その選手を育てていく指導者は

もっと努力しないと

その選手の目指すものは達成できない

 

指導者に転身した古賀は、新たな挑戦を始めた。2008年春、青森県の弘前大学大学院でスポーツ医学について学ぶことにしたのだ。

 

00年から全日本女子を指導し、03年には神奈川県で柔道場「古賀塾」を開塾。07年からは岡山県にある環太平洋大学の女子柔道部総監督も兼務した。引退後に全日本女子や大学生を指導したことで、経験則以外の知識を学びたいという気持ちが高まっていた。1988年ソウル大会女子61キロ級(当時公開競技)銅メダリストの北田(旧姓・持田)典子が学んでいた弘前大学大学院を受験し、40歳にして合格を果たした。

 

母校日本体育大学でも大学院に進み、アスリートの体力について消耗と回復の統計を取って分析した論文を執筆していた。今度はスポーツ界の精神論について医学的な裏付けを研究し、卒業論文は「大学新入学柔道選手における3か月のトレーニングが欽組織及び好中球機能んに与える影響」。「五月病」を研究したもので、オリンピックでメダルを目指すような有望選手が大学入学とともに精神的に参ったときに、助けとなる手段はないかと考えた結果だった。

 

古賀の博士号取得に続き、オリンピック3連覇の野村忠宏、古賀の教え子で04年アテネ大会63キロ級金メダリスト谷本歩実も、同大学院に進学。後進にも道を開いた。

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