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教えて、修造先生! 心が軽くなる87のことば (集英社文庫)
- 作者: 松岡 修造
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2022/06/17
- メディア: 文庫
憂鬱になるほどオレは本気なんだ!
Q:やる気が出ず、やらなければいけないことをつい後回しにしてしまいます。
A
「松岡さんのように本気になるにはどうすればいいんですか?」
僕が本当によく受ける質問です。皆さんに「熱血」と思われることが多い僕ですが、「松岡修造は24時間本気」は誤解です! 本当の僕はやらなくてはいけないことを前にすると憂鬱になりやすいタイプ。気が付けば「あーやらなきゃ」の連続です。たとえばスポーツでは、練習が憂鬱。毎回きつい。でもやらなきゃいけないからやる。もちろんやれば自分の成長に繋がることが分かっています。でも憂鬱なものは憂鬱。
と、ここで、そんな憂鬱な状態からいざ何かを始めるときに何が起こるか? 思い描いてください。やらなきゃいけないけど憂鬱な業務を始める瞬間の自分を……。「よっしゃ」「いっちょやるか」そんな掛け声が聞こえてきそうじゃないですか? そうなんです。憂鬱からのスタートにはいつも以上に強い本気が必要になってくるのです。これが大事。嫌々だったり、そこそこの本気では乗り越えられないのが憂鬱の壁。それを乗り越えて進心には本気がある! だから「あーやらなきゃ」と思ったらすぐ、「憂鬱なほどオレは本気なんだ! すごいことをしようとしているんだ!」と声に出して自分に言い聞かせています。
この瞬間が僕にとってとても重要。本気になるかならないかの運命の分かれ道だからです。もし僕が「嫌なことはあとでやればいいや」とか「なんとかなるさ」と思ってしまったら、間違いなく本気にはなれない。でもその憂鬱なことに向かって逃げずに一歩踏み出せば、すごいことをしている。本気になっている自分の姿に気づくことができる。自分で自分を本気の入り口に立たせているんです。
僕の実情、分かってもらえましたか? 日々何をするにも、1回1回本気円陣を憂鬱ななかでかけまくり、空吹かしも多い。失敗もしまくる。でも地道に円陣を掛け続けて進んでいくしかない。これが本音。憂鬱は僕の本気バロメーターでもあるのです。憂鬱バンザイ!
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