食で身体に栄養を
読書で心に栄養を
今月はこちら
気に入ったら購入しようね。
- 作者: 小林弘幸
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2022/08/02
- メディア: Kindle版
Reset16 ものを減らすコツは「いつかはすべて捨てるもの」
身の回りを整理するとき「いるもの」と「いらないもの」を分けるのは基本中の基本。整理が苦手な人ほど「いるもの」の割合が多く、つい残し過ぎてしまいます。
私の基本的な考え方は「いつかはすべて捨てるもの」。仮に今捨てなかったとしても2年後には捨てることになるでしょうし、それが3年後なのか、5年後なのかの違いだけです。
以前、ある雑誌の取材で、「小林先生は一生残しておくものはないんですか」と聞かれましたが、正直いって、そんなものは何もありません。死ぬ直前まで「持っていなければいけないもの」など何一つないのです。ぜひ、そう思って、クローゼットを眺めてみてください。
いつかはすべて捨てるもの。そう考えると「今捨ててしまっていいもの」がたくさん出てきます。半分以上が捨ててしまっていいものでしょう。『フランス人は10着しか服を持たない』という本がベストセラーになりましたが、自律神経的にいっても素晴らしいライフスタイルです。ものを減らし、クローゼットがスッキリしているだけで自律神経は整います。
「全てを捨てる」はさすがに現実的ではないところもあるので、「大事なものをひとつだけ選ぶ」という発想もおすすめです。時計でも、鞄でも、財布でも、靴でも、文房具でも「これは大事に長く使う」といえるものをひとつ選んで、ほかを処分していくと身の回りはスッキリします。
心と体のコンディションを整えるコツは「余計なものがないこと」と「心地いいものに囲まれていること」です。身の回りのものが減れば、それだけで気持ちはスッキリします。そして身の回りに残ったものが「自分が選んだ最高の一品」となれば、日々の暮らしは晴れやかになります。意外と侮れないコンディショニングのポイントです。
コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。