近年、情報技術が発展することによって、仕事が増えたように感じる。教員の仕事でいうと、生徒や保護者にお知らせをするときにはプリントを配布していた。しかし、今ではメール機能でも伝達できるようになった。私の学校でいえば、生徒にはロイロノートで念押しして、Classiで保護者に添付ファイルで連絡する。だったら、もうプリントなんて配布しなくていいんじゃないかと思うのだが、どうもそこに移行するまではまだまだ時間がかかるらしい。
これは病院でも同様で、看護師さんが病室で点滴や採血をしたあと、立ちながらPCに患者さんの状況を打ち込んでいる。とても大変そうだなと思った。
入院中、抗生物質の点滴の関係でナースコールを押した。まず、すぐに返答がなかったのだが、しばらくたってから返答があり、「わかりました。すぐに行きます」とのことだったが、10分以上現れなかった。同じ病室の人から「もう1回コールした方がいいよ」と言われたが多忙なだけだろと思って、気長に待った。
それ以来、ナースコールは押さずに、何かあれば受付まで行くようにした。そっちのほうが絶対に早いと思ったから。まぁ、向こうからしたら迷惑だろうなと思ったけど。結局10日間の入院中ナースコールを用いたのは3回だけだった。
便利になれば便利なるほど仕事が忙しくなる。昔、洗濯機が普及したら、自分で服を洗わなくて済むのだから家事の時間が減少すると思われた。実際に減少したわけだが、暇になるのかと思われたら、他の家事に時間を割くようになっただけだった。今は科学技術が発展することによってさらに仕事が増えるという悪循環に陥っているように感じる。
医師の診断もそうで、採血やCTなど、色々なデータを獲得することができるようになり、より適切な診断ができるようになった。ただ、その分、たくさんの患者を診ることができるようになったためか、オートメーション化したように診断しているように感じる。
まぁ、何が言いたいかのかといえば・・・・・・
PCばかり見ないで患者を診ようよ
ということ。ほとんどのお医者様がPCの数値を見ながら「~です」という診断を下していた。簡単にいうと、患者である長田の心情を全く聞いてくれなかった。あっ、1人だけ後頭部の切り口を3cmから10cmまで広げてくれた先生だけは電子カルテをほとんど見ずに、いろいろと語ってくれた。
こうやって書いたけど、決して悪口ではない。心底、
医者って大変だな~
と感じた。そして、教師として、生徒をテストの点数や偏差値といった数値だけで判断するのではなく、その心情まで診て、きちんとアドバイスしないと信頼関係が築けないなぁと自戒した。まぁ、長田はそういうところはきちんとできていると自負しているけど、改めてそう強く誓った。
今はチーム医療とか言われているけど、電子カルテで繋がっているだけで、実際にはミーティングなどを開いて皆で情報共有する時間なんてほとんどないんだな~と感じた入院生活だった。
