長田は板書用のノートを作成していない。今はスクリーンに掲載するので、簡単に作成しているが、全部書かないし、余白を残して付け加えるようにしている。
だから、数学の問題を板書するとき、答えだけを書くような簡単な問題は、教科書に書いてある解答をそのまま写すが、途中式をつけて解答を書く場合は、その場の即興で書く。あぁ、例題の解説もその場のノリで解く。日本語をたくさん交えながら。
カッコよく言えば「ノートは頭の中に入っている」。悪く言えば「面倒くさい」。まぁ、本当はライブ感覚を大切にしているので、あんまりギチギチにしたくない。さらに言えば、授業の雰囲気で書き足したりしたいからフィーリングで授業を展開している。
たぶん「毎回、同じ内容を同じ時間で計ったように行う」なんて人はいないと思うが、それに近づけようと予定調和を崩したがらない先生はいると思う。長田はライブ感覚を大切にしているので、一応方向性は定めているが、たまに遠回りすることもある。それこそ脱線することもある。まぁ、雑談はほとんどしないんだけどね。
「いい質問ですね」なんて池上彰さんのような返答はしないし、長田は怖がられているので、質問自体そんなにないのだが、それでも生徒を当てながら、理解できているかどうかを確認して、時間配分を変更したり言葉遣いを変えることはする。それこそ、どこかの授業で「こういったほうがいいな」と理解したら、次回からすぐに変更する。
何が言いたいかというと、教科書に書いてあることをそのまま伝えるのではなく、生徒の様子を見なあら手を変え品を変え、工夫を凝らしながら授業を展開するようにしている。
といってももう20年以上教員をしているので、最近はかなり決まった授業展開をしているんだけどね。
それでも、ライブ感覚で授業を行うことは常に意識している。
