「先生、なんで勉強しないといけないんですか?」と生徒から聞かれるケースは結構ある。長田はできるかぎり、その質問の意図を見抜いたうえで返答するようにしている。だから10パターン位は答え方を持っている。まぁ、かなり似ていますけど……。苦笑。
今日もその答え方をこのブログに掲載していきます。
今回は化学とか歴史など暗記が苦手な生徒に向けて勉強しなければいけない理由というか、なぜ、教科書がつまらないかというアンサーです。
理科の教科書がつまらない? まぁ、たしかにそれは理解できる。だけど、それは本質が分かっていないからだと思うぞ。やっぱり理科の教科書に載っている単元は昔の科学者が発明・発見した内容を書いているわけだよ。
たとえば今回の試験範囲だった電池。今はとても小さくて便利な電池になったけど、昔は本当に苦労したんだよ。それこそ昔は夜に光を灯すのは火だったわけで、火事になるとか油を足さないといけないとか、そんな時代を経て光が発明されたわけだ。だけど、今度は光をずっと灯し続けたいというが願望が生まれた。昔は発電するときは自転車を漕いだり、エネルギーを用いていたわけだけど、充電できていればそんなことをしなくていいわけだ。そこで、昔の科学者はどうやったら電気を貯めることができるか考えたんだ。その中で物質の電子を移動させればいいと気付いた。そして、電子を移動させるにはイオン化しやすい物質を発見することになった。そうみんなが暗記させられたイオン化傾向の「リッチに貸そうかな。まぁ当てにするなひどすぎる借金」だな。そして、そのイオン化傾向になりやすい物質をいろいろと実験した結果、ボルタ電池やマンガン電池ができたんだよ。今はさらに改良されてリチウムイオン電池とかあるけど、そうやって科学者が悪戦苦闘してきた歴史を辿るのが理科なんだ。この苦労を1,2ページに凝縮しているんだから、それは単なる暗記になってしまうわけだけど、そこに隠された行間まで読むと結構面白いよ。
これは歴史の教科書もそうだな。どうしても事実の羅列になってしまうけど、ドキュメンタリーや大河ドラマなどを見ればわかると思うけど、昔の偉人がなぜそんなことをしてきたかを学ぶことで、未来の私たちは自分が将来どのような道を進むか決める判断材料になるんだ。
どうしても試験のため、良い高校大学に受かるためって視点で考えると「暗記が面倒くさいな」ってなっちゃうけど、その裏に隠されたところまで思いを募らせると、楽しくなってくるし、学ぶ意義が分かってくるよ。そのためには、雑学になるけど、漫画や映画などからも吸収していくといいよ。成績が良い人ってただ教科書から学んでいるだけでなく、色々なところから知識を吸収しているからね。
先生も中学時代は数学より歴史の方が得意なんだけど、それって、小学生の頃に図書室にあった歴史漫画を紫式部以外全部読んだことが要因だと思うよ。
勉強っていうけど、試験のためではなくて、過去の人々が学んできたことを私たちがどう活かしていくかなんだよね。それこそ理科が苦手な人は、「自分は科学者に向いていないんだな」くらいでいいと思うよ。社会が苦手な人も「政治家には向いていないな~」でいいと思うんだ。自分がどの道を引き継いで、さらに発展させていくかを考えながら学ぶことは結構大事だよ。
