教員には是非読んでほしい本ですが、
それ以外の人が読んでも、これからどのように生きていくか
過去と現在の違いについて教えてくれるとても良い本です。
- 作者: 鴻上尚史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2024/06/11
- メディア: Kindle版
同調圧力の強さ
「同調圧力」とは、「みんなと同じことをしなさい」という圧力です。無言の圧力のこともあれば、はっきりと「みんなに合わせろよ」と言葉で言われることもあります。
世界中、どこにも「同調圧力」はあります。集団があれば、集団のメンバーが、意識的にも無意識的にも「同じ行動をしろ」「同じ発言をしろ」と要求します。
でも、日本は世界の中で、とりわけ「同調圧力」が強い国です。
アメリカの小学校に通っていて、その時は自分の好きな服を着ていた女の子がいました。小学校高学年で日本に帰ってきて、同じように好きな服(明るい色の派手な服でした)を着ていたら、無視されて、やがていじめにあいました。彼女は目立たない地味な服を着るようになりました。
「みんな同じ」という「同調圧力」に逆らったから、彼女はいじめられたのです。「同調圧力」が強いことで、君がなかなか自信を持てない、ということはあるでしょう。
ブレイディみかこさんという作家さんがいます。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮文庫)という本を知っていますか? もし、まだ読んでいなければぜひ読んでみてください。
イギリスに住む彼女と、中学生の息子さんの日常を描いたエッセーです。日本とイギリスの生活と中学生の違いがよく分かります。
ブレイディさんから聞いた話ですが、彼女はイギリスで保育士を始めました。みんなで、絵を描いたり、工作をしたりします。例えば、太陽を紫色に描いた子供がいたとしたら、イギリスでは「人と違うことが、子どもの創造性(クリエイティビティ)だ」と思われて、「人と違うこと」を伸ばそうとするのだそうです。
人と違うことが個性だということです。
日本だと、親切な指導が入るんじゃないでしょうか。「紫の太陽なんか変だよ」と言われるとか、周りの子どもが笑うかもしれません。
人と違うことは個性ではなく、集団からはみ出る悪いことになってしまうのです。
僕は、日本が世界の中で特に「同調圧力」が強いのは「世間」というものがあるのが理由だと思っています。
「同調圧力」から出てくる言葉が、「みんなひとつ」「絆」「団結」ということです。
「世間」の特徴をよくることで、「同調圧力」に対抗する方法も見えてくると思っています。
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長田は「同調圧力」に屈しない人です。言い方変えれば人付き合いが悪いです。だから周囲から変わった人だと見られていると思います。まぁ、その辺は全然気にしていないので大丈夫です。
だって、こっちにいるほうがストレスが溜まりませんから。楽しいですから。
たぶん、多くの人はそっち側にいて苦しいんだろうなって思います。かといって、こっちに来ても苦しいと思うんですよね。疎外感を味わえますから。なかなかに難しい問題です。
多様性の時代なんだから、「それもアリだね」という時代になってほしいんですけどね~。まだまだ先の話かな。

