もし俺が弱小バスケ部の顧問になってしまったら。②

もし、弱小バスケ部の顧問になったら、まずクラブの理念、目標を決めるところからスタートする。

柔道部のときは「都大会ベスト16」を掲げた。理由としては自分が中学時代団体が県大会ベスト8、個人が県大会ベスト16だった。まぁ、東京の方がレベルが高いであろうから、とりあえずベスト16に設定した。そうしたら、1年目で中学の都大会ベスト16に入った。ということで、翌年からは都大会ベスト8にしたのだが、これまた学年別大会の支部大会で優勝し、都大会でもベスト8に入った。そして、次は「関東大会出場だ!」と目標を掲げ、8年目に関東大会出場を決めた。さすがにこの次は全国大会出場と言いたいところだが、そんなに甘くはないので目標を上方修正するのはやめて2回目の関東大会出場にした。

ちなみに今は部員不足から練習も少なくして楽しくさせているので、そういう目標は作っていない。生徒には「都大会で2回勝とう!」と要するにベスト16を目標にさせている(1回くらいなら毎年達成している)。保護者向けには「文武一道 勉強も柔道も上達する道のりは同じ。何事も一所懸命に行なうことが周囲に感動を与える。」と保護者会のプリントに掲載している。

 

これは、2010年の南アフリカサッカーW杯で監督をしていた岡田武史の話が有名だ。当時は監督解任論が強かった。そんなときでも岡田監督は目標をベスト4に置き、選手に「この練習でベスト4に入れる?」と選手に問いながら選手の意識改革をしたという話を本で読んだ。指導方法も大事だが、選手がその目標に向けてどのように頑張るかを見守ることが必要だ。

今年の長田が担任しているクラスでもオリエンテーション中に2018,2019、2020に3年間で玉蘭祭優勝2回、体育祭優勝2回したことを話し、「長田クラスは行事でも全力を尽くすんだ」という話をしながら、今年度2冠を達成した(自慢です)。まぁ、長田はモチベーションを高めただけで頑張ったのは生徒なんだけどね。

この件で長田がしたことは凡事徹底。

誰にでもできる簡単なことを

誰にもできないほど継続する

とにかく何度も口にする。もちろん色々なアドバイスを送るし、叱ったりもするのだが、それを生徒にも根付かせる。結局は意識を高めること、ベクトルを揃えることが勝利への第一歩なんだよね。

だから、弱小バスケ部の顧問になったらまず、生徒とミーティングしてどこを目指すのか確認するもしも都大会ベスト8を目指すなら、それを貼り紙にして目に見えるところに貼る。まぁ、弱小なので、「1回戦突破」ならそれでもいいと思う。

いや、「楽しくバスケがしたいです」の可能性もあるだろう。そのときは「楽しいバスケって何?」と確認する。そうするとたいてい「シュートを決める」とか「ドリブルで相手を抜く」あたりが出てくるので、

「よし、攻撃的バスケを目指すぞ!」

「練習はオフェンス9、ディフェンス1でいくぞ!」

となることが想像できる。

好きこそものの上手なれ

まずは楽しく練習をすることが上達への第一歩となる。

 

まぁ、こんなことを書くと「長田先生はバスケットボールを全然理解できていませんね。」と言われそうだが、こっちも「あなたは生徒の気持ちが全然理解できていませんね」と言い返す。守備が必要なのは十分に理解しているけど、まずはオフェンスの練習をすれば必ずディフェンスがいるので、全く守備練習をしないわけではない。そして何よりも守備練習や基礎練習は生徒がきちんと納得しないと単なる辛い練習でバスケットボールを嫌いになってしまう。DEARBOYSで言えば本牧東が全国大会に行くためにディフェンスに力を入れたような感じ。SLAMDUNKで言えば、桜木花道が合宿でシュート練習を辛かったけど楽しくできた感じ。

まずは、心技体を整えて、ブレずにクラブ活動をする。その環境を整えるが顧問の仕事だと思う。

 

 

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