火を灯す

勝手な夢を押しつける親を憎む優等生と、東大は無理とバカにされた学年ビリが、現役合格した話

序文

僕は、キャベツとレタスと白菜の区別がつきません。

スーパーで並んでいるのを見ると、どれも同じような緑の球体にしか見えず、いつも迷ってしまいます。あれをパッと見分けられる人を、心の底から尊敬します。

人には、誰にでも、得意なことと不得意なことがある。

野菜の見分けは僕には難しいけれど、受験生の心に火をつけることなら、少しだけ自信があります。

どんなに「やる気がない」と言っている子の中にも、必ず、かすかな火種がある。それを見つけて、そっと息を吹きかけてあげると、その火は不思議なほど大きくなっていきます。

火の大きさは人それぞれです。最初から勢いよく燃えている人もいれば、小さな灯火を、両手でかばうように生きている人もいる。

ひとつだけ確かなことは、誰の中にも、必ずその火はあるということです。僕はそれを「可能性」と読んでいます。

火を持たない人はいません。ただ冷たい風に吹かれて、「もう燃えない」と思い込んでしまうだけ。

その冷たい風の正体は「どうせ無理」とささやく【オトナ】です。

 

【オトナ】は、自分の周りにもいるし、自分の心の中にもいます。

「失敗したらかっこ悪い」

「うまくいくはずがない」

そうやって火を小さくしようとする。

 

これは、そんな【オトナ】の声に苦しみながらも、自分の可能性を信じようとした5人の受験生と、彼らに寄り添った先生たちの、実話を元に描いたストーリーです。

 

ということで、基本的に小説なので全てを信じる必要はありませんが、それでも昔の勉強法とは異なることや心を育てていくことをもっと大切にしていかないといけないな~と思います。

一隅を照らす=生徒の心に火を灯す

ことだなって感じます。そういう先生になれるようにこれからも精進をしていきます。

ということで、明日と明後日、この小説に載っている文を2つ載せます。ネタバレになるので、お気を付けください。

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