今月はこちら。
- 作者: てぃ先生
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2019/04/18
- メディア: Kindle版
46:かだんのお花
お散歩中―花壇に咲いているお花を見ていたれいちゃん(3歳)。
れい「せんせい、おはな だれが いろぬったの?」
先生「誰が色塗った??」
れい「おっきくなったら、おはなに いろ ぬるひとに なりたいなぁ」
何その発想、可愛すぎるんですけど。
お散歩コースにお花がたくさん咲いている花壇があって、いつもみんなで「きれいだね」「あのお花は、花びらが可愛いね」「なんていう名前のお花なのかな?」と話しているのですが、この日はれいちゃんがいつになく真剣な表情でお花を見ていました。
それが気になった僕が「れいちゃん、お花きれいだね~」と話しかけたら「お花、誰が色塗ったの?」と聞いてきました。質問が理解できず、頭の上にはてなマークが出ている状態になっていたのですが、「れいちゃん、大きくなったらお花に色塗る人になりたい」と言われてようやくわかりました。花壇のお花があまりにもきれいで「きっと誰かが色を塗ったんだ」「お花に色を塗るお仕事があるんだ」と思ったようです。「そんな人やお仕事はないよ」と言ってしまっては面白くありませんから「きれいな色だね。何色なのかな?」「何を使って塗ったのかな?」と話を広げると、より真剣にお花を観察していました。
いつか本当に「真っ白なお花に色を塗るお仕事」ができたとしたら、きっとれいちゃんが第一人者になってくれると期待しています。
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