長田は生徒の楽修指導をするときに暗記型と思考型と経験値型に分類しながら指導している。また、暗記の仕方においても視覚、聴覚、触覚どれを用いているかを確認して、指導をしている。相手のタイプによって声掛けを変えることで、生徒の成績が伸びている、生徒からの信頼が増しているのを実感している。
そんな長田が最近、心掛けているのが(まだまだ修行中で上手くいかないのだが・・・)
内向きと外向きに分けた声の掛け方である。
多くの「話し方」 「指導法」 の技術や模範例の書かれた本を読んで真似してみたところで, なかな かうまくいかないのは,こうしたことへの配慮が欠けているからだ 活動的な人、おとなしい人,勝ち気な人、弱気な人、 目立ちたい人,目立ちたくない人、傲慢な人 謙虚な人……人にはいろいろな性分がある。
これらは天与のもので、 子どものときの性分が大人になってすっかり変わるなどということ はな いいだろう。 ときに全く変わってしまったと周りから言われるような人もいるが ,たい いと言って ていは後の経験の中でカムフラージュされただけのことだ。
私は、たくさんの人と接してきて。特に「内向型」 かと「外向型」かという性分の違いを重視してきた。 自分のエネルギーが 主に自分の内側に向くか。 外側に向くかという違いである。 これは単なる方向性だけとは言い難い大きな違いで、ある面、老若男女の違いよりも大き いとさえ言える。
簡潔に言えば 内向型は「真·善·美」といった抽象的な価値を追 求する傾向が強く 、その追究のためなら孤独もあまり苦にならない。対して外向型は積極的で具体的 な活動を好み、現実的な業 績や実利を重んじる傾向にある。また内向型は、プライドや美意識が高く先行不安も強いため、 失敗を恐れる傾向が強い。それに 比べて外向型は、試行錯誤をものともせず、 叱られたってなんのその、気にせずゴーゴー!といっ たところがある。
かくして求めるものや失敗へのハードルの高さが異なる以上、 たとえば励ますにしても一様の接 し方では効果が出ないのは明白だ。
外向型の子を励ます場合。
彼らはエネルギーが外向きであり、他人との競争も好む。 負けてもさほど暗く尾を引くというこ とは少ない。 ハデに悔しがったり、悲しんだりはもちろんするが、 立ち直りも早い子が多い。だから、 「思いっきりいけ」 「ライバルに勝て」というような言い方も通じやすい。 失敗の後のアドバイスで も「失敗は成功のもと。これを糧に次を頑張ればいい」 などといった言葉を、真っ当前向きにとらえやすい。
しかし、内向型は内向きなエネルギーが強いので、他者との競争をあまり好まないことが多い。
そもそも競争に否定的な子も多いだから外向型と同じような励まし 方では心に通じにくい。その 競争の意義や自分自身との戦いである克己心などに訴えた方がよい 場合が多い。失敗後のアドバイスも、単純に「何事も七転び八起きでいいんだ」 などと言ったところで簡単には通じない。 「辛いだ うが、この学びを次に生かせるように昇華していこう」 というような、もっとその子の内面に寄 ろ り添ったものが必要となる。
以上のような仕分けが必要となってくるのだ。 懇談会で、こんな母親に出会うことはないだろうか。 「太郎ももっと、 授業中ハイハイ手を挙げてくれるといいんですけどねー。 ……だからね、よく言 うんですよ。あんたも弟みたいに間違えても平気になりなさいって ほんとに太郎はふがいないで
こういう母親は、たいてい活動的で元気いっぱいな外向型である。 対する子どもは内向型。親子 とはいえ、外向型である母親には、 内向型の子どもの行動原理がわかりにくい。なぜもっと積極的 にやれないのか。意気地なし!と決めつけることになりかねない。また兄弟でも性分は違う。内向型の兄は、 外向型の弟よりもはるかに失敗を気にし、挑戦へのハー ドルを高く感じているのだ。嘆いている母親のように、 そう簡単に「平気」にはなれない。
逆に内向型からすれば、 外向型のがさつさや無神経ぶりが理解できないことも多い。 「なぜあんな完成度で平気なのか」 「なぜあんないいかげんなことができるのか」 といったところである。
そういう内向型は、完璧主義が強く、中途半端なものを嫌う。 、特徴を対比していけばキリがないが性分の違いに応じなければならないということはわかってもらえるだろう。
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これねぇ、めちゃくちゃわかるんですよ。腑に落ちるという言葉がぴったりはまるぐらい。
ちなみに長田は内向型です。大人になって少しずつ外向型の一面も持てるようになってきましたけどね。
まだ、上手く声掛けができないので、とりあえず、沢山の言葉を吐いています。どれかが当てはまればいいかなぁ~って。苦笑
皆さんも子どもや友人へのアドバイスが上手くいかないときは、
是非、このことを意識してみるといいですよ。
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