はじめてのベトナム・カンボジア

今回テーマがGWということで、久しぶりに文章を書いてみようと思う。 突然だが、今ここはカンボジアである。

 

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4/28仕事を終えてすぐに成田からベトナムへ向かい、5/5にベトナムから成田へ帰国予定だ。今回の旅のお供は、会社の他支社の同期だ。彼女はベトナムへの留学経験があり、ベトナム語で挨拶や返事すらもできない私の強い味方である。更にベトナム在住の彼女のベトナム人の友だちに頼んで、ベトナムトラベルと言う旅行会社のカンボジアツアーに申し込んでもらって、今カンボジアを観光中である。

 

 

ベトナムは食べ物がとてもおいしい。安いのでたくさん食べてしまうが、野菜も多いのでヘルシーである。そして驚くほどの数のバイクが道路を走っている。排気ガスのせいで、1日歩くとお風呂では黒い垢が出るという。皆マスクをしている。デザインの入ったマスクを初めて見た。自動車もバイクも歩行者も入り混じって移動しているため、ずっとクラクションを鳴らしながら走る。空港からホテルまで向かう途中にその光景を見て驚いたが、同期は何のためらいもなく道路を渡る。横断歩道も信号もあまり無いここでは、私は1人では通りを渡ることさえできないのだ。

 

 

 

 

 

ベトナム戦争で多くの方が亡くなったこの国では、高齢者はほとんど見かけない。人口の年代別のグラフは完全なるピラミッド型らしく、日本とは正反対だ。戦時中家を支えた女性をとても大切にしており、皆が親切にしてくれる。

 

 

カンボジアは生活のリズムが早い。このツアーも、朝食が6時からで昼食が10時頃で夕食が16時頃だった。ただひたすらに暑い。

 

神聖な場所が多く、肌の露出を嫌う。スカーフで隠す行為自体が誘惑の対象とみなされるらしく、タンクトップやショートパンツの上からスカーフを巻いただけの観光客は、スカーフ禁止のエリアには入ることができない。「神の像と鼻をくっつけ合うと天国に行かれる」のような言い伝えが多い。

 

 

何よりここの貧困は私にはショックだった。 トイレ休憩でバスを降りた瞬間や、食事処を出た途端子供たちが手を出して群がってくる。アンコールワットの中では、たくさんの子供たちがポストカードなどを売って歩いている。目を合わせてはいけないと言われること、観光客が完全に無視して歩く様子を見るのは胸が痛んだ。地雷で身体の一部を失った人なども、帽子を持ってお金をくれと訴えかけてくる。話には聞いたことがあったが、実際に経験するには辛いものがある。

 

 

このツアーはベトナムのツアー会社なので、当然ながらガイドさんを含めた全ての案内がベトナム語だ。こんなにも何を言ってるのかさっぱりわからないツアーに参加するのは初めてである。だが同期とそのベトナム人の友人の通訳により、楽しめている。言葉が一切通じない国からの出国も、言葉が一切通じない国への入国もクリアできてしまったのだから恐ろしい。何しろベトナムに入国する時も出国する時も、カンボジアに入国する時も一言も喋らない。

 

 

ただ指示されてることが通じないために、皆がニコニコ笑ってるアンコールワットの通行証の顔写真が1人だけ無愛想であったりなんていう細かい不都合は我慢するしか無い。「笑ってーって言ってたじゃん!」と友だちに後から言われたが、そもそも何に使う写真かわかっていなかったし、証明写真みたいなスタイルで撮影されたので笑ってはいけないと思っていた。「笑ってー!」と言ってくれたのだろうが、残念ながら私には通じなかった。そんなこんなも旅の醍醐味である。

 

 

社会人になって、長期休みはこのゴールデンウィークとシルバーウィークしかない。この前友人と話していたのだが、金銭的価値観と、趣味と、お休みがぴったり合う友だちを探すのは非常に難しい。私は遊びに関してはいくらでかかっても行きたいところに行き、食べたいものを食べ、したいことをしたい。旅行に行ったら、ホテルで休むなんてもったいないので、時間が許す限り詰め詰めで予定を入れたい。

 

 

休みはカレンダー通り。趣味と金銭的価値観は合うのに休みが合わなかったり、休みは合うのに趣味と金銭的価値観が合わなかったり、金銭的価値観と休みが合うのに趣味が合わなかったり。そういう意味で一緒に旅行ができる友だちは非常に貴重である。あと4日間、言葉の通じないこの国々で楽しもうと思う。

 

 

 

長田

おっ、久しぶりに卒業生から投稿が来た。有り難うございます。

 

しかし、映像のバイク、マジで怖いね。あれ、横断できないよ・・・。

 

旅は人を成長させるっていうけど、こういう体験が日常生活との対比で

心の底に有難みを与えてくれるんだろうね。

 

 

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