自分の人生をCHANGEさせるためには、旅に出る、人に会う、本を読む、ジムに通うなど何か新しいことを始める必要がある。しかし、ほとんどの人がそれをなかなか継続できない。いや、始めることさえできない場合も多い。それは何故か?
それは時間が有限であるからだろう。1日の時間は、多くの人に平等に与えられている数少ないものである。1日=24時間=1440分=86400秒、一人だけ48時間持っているなどということは決してない。もしそんなことができるなら、私だけに36時間を与えてほしいと日頃から神様に祈っている。しかし、未だに私の元に神様も仏様も舞い降りてこない。
ほとんどの人が何か新しいことをするときに、「~をする」という足し算をするのだが、与えられた時間が増えることはない。よって学生が試験前に睡眠時間を削って勉強するように、何かをしたい時間を作るためには、他の何かの時間を削る必要があるのだ。
私は高校2年生の冬から受験勉強を本格的に開始した。その際に学習時間と交換したのが漫画の時間である。受験勉強を始める前は朝の電車で週刊誌を読み、帰りの電車で再読し、家に帰ってからも再再読するなど繰り返し読んでいた。
しかし、受験勉強を開始してから、朝の電車の中で単語帳を読み、帰りの電車で漫画を読むが、電車の網棚に置いてきて、家に漫画を持ち込まないようにした。
現在も教師生活を楽しむために、毎日学校で生活し、プライベートの時間を削っている。その中で一番削られたのが、テレビの時間である。テレビはデジタル化されたわけだが、未だに買い換えていない。いや、正確には買った。しかし、1年間ダンボールの中に埋まったままだ。
読書の時間は大体食事をしながらであり、読書を始めてから日刊スポーツと東スポを読む機会が激減した。
あと、ニュースはYahooでチェックするのが日課になった。
新たな目標を立て行動するということは、時間の使い方を換えるということと同値である。「あれをしたい。これの頻度を増やす。」と新しい時間を創造することばかり考えているが、「あの時間を無くす、この時間を短縮する」といった今までの習慣を削る作業をしないと“CHANGE”することは不可能である。多くの人々が“変わりたい(CHANGEしたい)と意識しながらもいつまでも変わらないのは時間の交換(CHANGE)ができていないからではないだろうか。
1日の時間は変わらない。よって目標を達成するために、足し算だけでなく、引き算も行ってほしい。そうすれば、あなたはCHANGEできる。
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