美しい大和言葉のいい回し。その2

食で身体に栄養を!

本で心に栄養を!与えよう!

ということで長田が好きな本の好きなコラムを紹介します。

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美しい「大和言葉」の言いまわし: さりげなく、折り目正しく「こころ」を伝える (知的生きかた文庫)

美しい「大和言葉」の言いまわし: さりげなく、折り目正しく「こころ」を伝える (知的生きかた文庫)

  • 作者: 日本の「言葉」倶楽部
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2015/11/24
  • メディア: 文庫

うららか

 

春のうららの隅田川~

「うらら」は「麗」と書き、気持ちのいい様子を表した言葉です。その響きからか、春霞でぼんやりと映る隅田川を思い浮かべる人が多いかもしれません。

 

しかし、本来「うらら」はすっきりと晴れて澄み切った様子を表す言葉です。つまり「春のうららの隅田川」は春霞などまったくない、すっきり晴れ渡った春の日の隅田川、ということになるのです。

 

通りがかった知人と挨拶を交わす際、すっきりした晴れの日ならば、「今日は良いお天気ですね」というより、「今日はうららかな日ですね」と言ったほうが情緒を感じさせます。

 

「うらら」は人物を形容する際にも、清潔、頭が良い、きちんとした、美人といった意味で用いられることもあるようです。「あなたはうららな人だ」と言えば、あれこれ説明しなくても、とても素敵な人だという事が伝わります。

 

 

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