以前も似たようなコラムを書いたことがあるのだが、最近生徒を泣かせることができるようになった。
もちろん手を出してもいないし、怒鳴ってもいない。というか本音を言わせてもらえれば、
「そこで泣くの?」と、言った本人も気付けないポイントで泣かれる。
これは今年の自分のクラスの生徒だから、ちょっとぼかしながら書くけど、
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あるとき、生徒が学校を休んだ。まぁ受験生だし、色々あると思われるので、一応2日は放っておく。
(まぁ、受験生でなくても2日は放っておくと決めているんですけどね。)
3日目に来ないので、親に連絡をしようと思ったら、親から「相談したいことがある」と連絡が来た。
保護者に学校に来てもらって色々と話を聞いて分かったことが
「学校に行くのが怖い」ということだった。
何が怖いのか?長田が怖いのか?周囲のクラスメイトが怖いのか?
親やクラスメイトに確認しても腑に落ちるようなものがなかったので、
生徒に直接聞く事に決めて、電話をした。
そして、本人の悩みを色々聞いたところ、
「学校に行く=決断しなければならない」ということが怖いと分かったので
「別に保留でいいんじゃないの?決断する必要なんて無いでしょ!」
と結構適当に喋ったら、受話器の向こうから泣いている音が聴こえてきた。
「どうした?何で泣いているの?」と
何か言ってはいけないフレーズを口走ったかと不安になったのだが、
「決断しないという選択肢があったなんて・・・」と言いながら泣いていた。
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という話を、先日の「まり」の結婚式のあとに「あさみ」と「ろみ」に話したら、
「ろみ」が泣いた。そして「あさみ」に
「先生、神だわ!」と言われて、
かなり調子に乗ってしまってしまい、現在、このコラムを書いている次第である。笑
そろそろ印税生活できるかな?笑
そんな自慢のような発言はさておき、
この2件に関しては何で相手が泣いているのか、
そして神扱いされたのか、実はよく分かっていない。
(神扱いはお酒の席の冗談だと分かっていますけどね。苦笑)
今振り返ってみると、
相手の立場に立つことが偶然できたんだろうな~。ということなんだよね。
決して掴んだわけではないんだ。
どちらかというと、全然逆方向なアドバイスも交えながら、
「どれかにひっかからないかな~」と思って適当に喋っているのでね。苦笑
あぁ、そういえば、最近泣かせようと思って泣かせたことが1回あった。
2月に「るな」が大学受験の報告に来たときに
「(第一志望校に不合格になった)実感がないんです」と言っていたので、
手を握って、「おまえは一所懸命頑張った。」と言って
実感を与えてあげたら、ボロボロ泣いた。
ちなみに長田も、もらい泣きした。苦笑
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