人格を育てる

長田にとって読書が趣味となったキッカケとなった本はコチラ。
不動心 (新潮新書)

不動心 (新潮新書)

  • 作者: 松井 秀喜
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/02/16
  • メディア: 新書

この本に載っている大好きな言葉
 心が変えれば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

長田はこれを実践して、今運命が変わっている最中を確信しているのだが、始める前は人格が変わることを「忍耐力」が身につくことだと思っていた。それはやっぱり、習慣にするまでは我慢が必要だと思っていたからだ

しかし、実際には、長田に加わった人格は、感謝の気持ちであり、準備する力などであった。

 

では、皆も同じようにこれらの人格を身につけるのかというと、そうではないだろう。すでに身についている人もいるだろうし、たぶん他の力が身につくと思われる。

 

では、習慣が変わるとどのような人格が形成されるのか?
それは、今のあなたに足りない能力である。

 

ある本で、教育とは英語で、education。さらにいうと、ductは「引き出す」という意味で、教育とは教えるものではなく、その人の能力を引き出すものだと読んだ。つまり、引き出すということは人にもともとその能力があるということである。

そう、実は「人格、性格」というのは過程や社会という環境で育てられたものであり、「自分は~という能力が足りないな~」と思っているものは、実は心の奥底に眠っているのだ。

例えば、分かりやすい例を出すと、朝、自分で起きるか、親に起こしてもらうか。長田は小学5年生ぐらいから自分で起きる習慣があったので、正直今の高校生が親に起こしてもらうことが理解できないし、親が「起きなくて困るんです」というのも理解できない。どこかで、自律させるタイミングを失っていると思う。

だからといって、保護者が「このまま社会人になったら、どうしよう?」と思っていたら、それを心配する必要は無い。たぶん必要に迫られれば、間違いなく自分で起きる。そして習慣になる。場合によっては最初は上手くいかないかもしれないが、試行錯誤して自分に合った方策を編み出すだろう。

 

長田は上記の本をキッカケに30代半ばから年間200冊本を読むようになったが、本を読むうちに相手の心を理解できるようになった。この力は面談でも大いに活かされている。これも読書の習慣が身についたから得られた人格である。

つまり、性格や人格というものは「ない」のではなく「足りない」だけなのだ。心の奥底に小さな火種となって燻っているので、情熱という名のガソリンを注いで大きくしていけばその人格は育つのだ。そして、その情熱を毎日注いでいけば、目に見える形になって、周囲からも人格が変わったと認められることだろう。

ということを、最近、この本を読んで気づいた。

人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」 (光文社新書)

人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」 (光文社新書)

  • 作者: 田坂 広志
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2015/05/19
  • メディア: 新書
 いや、本を読んで納得した。
もしも保護者が子どもを「~の性格」に育てたかったら、それが実践できることをさせればいいし、
自身が欲しければ、それに見合った行動をすればいいのだ。
無いものねだりは存在しない。自分で磨けばいつか形になる。
磨く意志があるかどうか。
人はいつでも変われる。
人はいつでも夢を叶えられる。

 

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