棚から牡丹餅

(これは、クラスの学級通信ブログ用に書いたコラムです)

 

君達が情報を教わっている細野先生。長田は高校2年のときに担任した。そう、教え子である。細野先生は生徒会をやっていたのもそうだし、成績優秀だったので、担任をする前から知っていた。
記憶として、鮮明に残っているのが、細野先生が高1のときの夏の生徒会合宿の話。生徒会が「携帯電話」の使用を学校に求めるために行った合宿において、携帯を使って部屋交流するというなんともお粗末な事件があった。細野先生はその部屋にいたにも関わらず、すでに寝ていたという理由で唯一のお咎めなしとなった。なんというかとてつもなく真面目な生徒であった。

 

しかし、卒業後に細野先生が実は超天然な子だということを知った。いくつか、皆を大爆笑させるネタがあるのだが、駒込の専任になったのを気に封印する約束をしたので・・・残念ながらここには載せられない。まぁ、とにかくボケるのが上手い子だ。

 

そんな細野先生が駒込の専任になれたのは、本当に運がいいとしかいいようがない。大学院2年生になる直前の3月に、駒込の講師の先生が急遽やめることになった。当然ながら急な話なので、すぐには見つからない。長田も何人か卒業生に連絡したが、仕事の関係もあって、「突然言われても・・・」と断られた。そんなときに荻久保先生が「細野がいますね!」ということで、講師になってもらった。

 

その翌年、まさかの数学科専任募集。長田は正直4,5年は専任募集がないと思っていた。だって、辞める先生もいなければ、つい最近新しい専任取ったばかりだったから。運がいいなと思った。

 

長田も学生時代に教員を志して、いつか母校で教員をしたいと思ったが、残念ながらなれなかった。細野先生がいつから教員を目指していたかを知らないが、少なくとも長田が担任した高2のときには「将来は駒込で先生をしたい」と言っていた。

 

有限実行と言いたいところだが、長田から見る限り、「棚から牡丹餅」のように目の前に転がってきた感じだ。

 

といっても、これは棚の前にいないと降ってこないわけで、早稲田大学では荻久保先生と同じ合唱サークルに在籍し、勉強合宿にもOGとして毎年参加するなど、ずっと駒込に関わってきたから、駒込の近くにいたからだと、今更ながらに思う。

 

 

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