2度目の支部大会優勝

駒込高校の柔道部は団体戦において支部大会で2回優勝したことがある。2回とも顧問2年目である。その当時は6支部制で、駒込は第3支部に所属。第3支部は巣鴨商業が君臨していたが、当時の高3が最後の代で、商業は廃止となる。

翌年以降は4支部編成になり、足立、修徳、安田のブロックにうつった。ここでの最高記録は準優勝である。(個人戦は何度か優勝させてもらっているが・・・。)ある意味2年目がピークだったかもしれない。(いやいや、たけしやりえの代、しょうたろうやともみの代など、何度かピークは作れているね)

さて、2度目の優勝の話だが、

 

それは、11月に行われた第3支部の新人戦だった。9月に学年別で支部優勝、都大会ベスト8に入ったものの駒込の主力は高校1年生。2年生は「なおみち」を除けば高校から柔道を始めた初心者なので正直弱い。

第3支部は巣鴨商業がなくなったとはいえ、巣鴨高校も強かったし、京華や郁文館も強かった。(実際、文京区民大会では完敗だった。)だから新人戦もまさか優勝できるとは思わなかった。

駒込のオーダーは、先鋒「りょうすけ」、次鋒「たくろう」、中堅「まさと」、副将「たかひと」、大将「ともひろ」である。1,2、3回戦は「まさと」が全敗だった以外、順調に危なげなく勝ち上がった。(たぶん。。。記憶にない)準決勝からは「なおみち」を投入する。

さて、その準決勝、相手は郁文館である。9月に学年別で勝っているが2年生の実力差があって、正直地力は郁文館のほうが上。オーダーは次のような感じ。

先鋒:りょうすけ(1年)VS O(2年)
相手は郁文館の主将(だったと思う。)ここをなんとか引き分けたい。
次鋒:たくろう(1年) VS ?(2年)(覚えていないけどたぶん2年)
ここは確実にとるところ。

中堅:なおみち(2年) VS IかS(1年) (多分・・・)
ここも間違いなく取れるところ。

副将:たかひと VS A(2年)
郁文館のポイントゲッター。一本負け確実

大将:ともひろ VS S(1年)
学年別では引き分けたが、基本Sのほうが強い。

 

今こうやって書き出したけど、Tがいないね。(怪我していたのかな?)

Tがいたら、完敗だったが、この対戦なら2対3か、2対2の内容勝負になるというのが事前の予想だった。

 

先鋒戦、りょうすけは頑張ったが、残念ながら警告か技有りをとられて敗れる。これが最後に響いた。

次鋒戦、たくろうの圧勝で一本勝ち。1対1で内容差でリード

中堅戦、なおみちの圧勝で一本勝ち。2対1でリードを広げる。

副将戦、たかひとの大金星!殊勲の引き分け!たかひとはナチュラルパワーが半端ないが、柔道を始めて1年半の素人で、部内でもそこまで強くない。懐に入られると結構簡単に投げられる。正直5番手である。そのたかひとが相手のポイントゲッターと引き分けるという、もう本当に感動した試合。いやぁ、あの日のたかひとは本当によく頑張った。

ということでこの時点で2対1で一本勝ちが2つ、技有り負けが1つなので、仮に大将戦で一本負けしても内容差で勝利となった。

大将戦、覚えていないが、たぶん技ありをとられて負けた。
ということで準決勝でまたもや郁文館を破って、決勝戦に進出!

 

決勝戦は豊島学院戦。京華か巣鴨が上がってくると思ったが、駒込同様に新勢力が台頭してきたのだろう。

 

駒込としては、難関の準決勝を突破したので、もう優勝した気分だった(長田だけかな?)

 

先鋒戦、りょうすけが優位に進めるもののポイント取れず苦戦。しかし、ラスト20秒ぐらいで場外近くで投げた(てんぴん)背負い投げが見事に決まり、先制点をゲット。

 

次鋒戦、この大会オール一本勝ちだったたくろうがまさかの敗戦。相手が強かったのだろう。
1対1に並ぶ。

 

中堅戦、なおみちもまさかの敗戦。1対2リードを許す。

 

副将戦、たかひとがもう1回奇跡を起こした。一本か技有りで勝利! この日のたかひとは、(たぶん)無敗で本当に調子が良かった。

これで2対2になる。記憶だと内容差で負けていたと思う。引き分けだと駒込の負けである。

 

大将戦、実は安心して応援していた。ともひろは、個人戦ではあまり活躍しないが、団体戦では無類の強さを発揮する。性格なのだろう。仲間の為になると力が増す。大舞台でも強いタイプである。ということで大将戦を勝利して

見事3対2で支部大会優勝を果たした。

 

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