夢を見続ける。

先日、学級通信(4年間は紙。5年間はブログ)が通算10,000回に到達しました。

そのときに書いた記念コラムです。(加筆修正しています。)

 

夢を見続ける

「現実を見ろ!」

大人が子供に言いそうな発言の1つである。

もちろん、大人達の言いたいことは分かる。
「夢を追い続けても叶わないぞ」
「いい加減に現実に見合った行動をしなさい」
まぁ、ごもっともな発言だ。

ただどうしても腑に落ちない。
どうして夢を見てはいけないのか?

 

このことをずっと考えてきた。

最近やっとその答えが見つかった。

この本を読んだおかげだ。

メンタリストDaiGoの心を強くする300の言葉

メンタリストDaiGoの心を強くする300の言葉

  • 作者: メンタリスト DaiGo
  • 出版社/メーカー: セブン&アイ出版
  • 発売日: 2016/04/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

現実は厳しい、
世の中はそんなに甘くないという言葉は、
努力して成功した人間だけがいえるセリフだ。
何も成し遂げていない人がこの言葉をいうときは、
自分が失敗したのは厳しい世の中のせいで、
自分は悪くないと、自分を正当化しているに過ぎない。
厳しい現実を言い訳にしないで、立ち向かえる人間になろう。

 

理想論の何が悪いのだろうか?
現実的に考えろ、という人ほど
人生の前半で自分の可能性に挑戦することを
諦めたことを正当化するために、
人生の後半を生きている人が多い。
どう生きるかはその人の自由だが、
あなたまでこんな人たちに
可能性をつぶされるのはもったいない。

 

「現実を見る」という言葉には2つの意味がある。
凡人にとっては「諦める」
成功者にとっては「行動する」
という意味になるらしい。
あなたはどう思いましたか?

 

たぶん、長田が40歳を過ぎても、常に理想論を語れるのは

少年ジャンプに大きな要因があると思われるが、苦笑

長田自身が大きな挫折を経験することなく1つ1つ夢を叶えてきた

というのも1つの要因である。

 

決して、現実を見ることを否定しているわけではない。

 

赤めだか

赤めだか

  • 作者: 立川 談春
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2008/04/11
  • メディア: ハードカバー

「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為。これを嫉妬というんです。一緒になって同意してくれる仲間がいればさらに自分は安定する。

 

本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし、人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。芸人なんぞ、そういう輩の固まりみたいなもんだ。だが、そんなことで状況は何も変わらない。

 

よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う。」

という立川談志の言葉、自分への戒めの言葉として捉えている。

 

夢を見ることが大切なのではなく、現実を見ないことが悪いのではなく、
「行動できない奴は馬鹿!」なのだ。

 

まぁ、そんな話はさておき、
子どもに対して、夢を提示できない大人はどうなんだ?

 

そんな世の中では、自殺する人も減らないよ。だって人生つまらないって教えているということでしょ。

 

先生とは「先に生きる」人のことであり、先に生きる人は、後に生まれる人に自分の経験を伝えることが使命だと思う。
「人生がつまらない」ことを教えることは構わないが「どうしたら人生を楽しく過ごせるか」を教えないといけないよね。

 

あとさぁ、

現時点で「全てを語る」、「決め付ける」のはどうなんだ?

 

何度も書くけど、長田が年間200冊も読書するようになったのも、こんなに学級通信を発行するようになったのも、30代半ばになってからであって、人はいつでも成長できる。そして成長できたのは自分に限界を設けずに常に夢を見続け、そこに近づけるように努力してきたからではないか。

 

これは自身のことだけでなく、スポーツ推薦も行なっていない駒込柔道部が都大会で準優勝や3位に入賞したり、関東大会に出場したり、とありえない奇蹟を起こしてきた。

楽修面でも高校を卒業できないだろうといわれてきた生徒を何人も長田は救ってきた。また、その生徒が卒業後も元気に頑張っていることを報告してくれる。

 

人生に成功は約束されていないけど、成長は約束されている。

 

そんな教え子の成長を見るために、長田は教師を続ける限り、夢を見ることの大切さを生徒に伝え続ける。

そのために、長田も頑張っている、いや楽しんでいる姿を生徒に見せ続ける。

 

自分は将来この学校を去るとき、
「教師を続けて、生徒に夢を見させることができて、

叶えさせてあげることができて、本当に楽しかった」

と言えるように、今日も夢を追い続けて毎日を楽しく生きる。

 

なんだ、この決意文?苦笑

まぁ、そんな青臭い奴なんですよ、長田祐治という人間は・・・。

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