2のつく日は推薦図書なのだが、
今月は2016年度に長田が読んだ本のTOP5でも。
まぁ、長田の主観ですので・・・。
今回は小説です。
できる限り今年出版されたり、映画化されたりしたものの中からセレクトしました。
第5位
- 作者: 朝井 リョウ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: 文庫
以前「君の名は」をこれは映像化のための作品だと述べたけど、
何者は絶対に小説のほうがいい。ラストの「あっ!」って思ったときに
小説は読み返せるが、映像では巻き戻せない。
そして映像では就職活動がメインになりそうで怖い。
これは若者の葛藤なので、就活シーンはほとんど不要だ。
それぐらい、文字の力にやられた。
第4位
- 作者: 西川 美和
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/02/25
- メディア: 単行本
特に女性には主人公の心情が理解できないようだが、
長田には主人公の気持ちが分かりすぎて分かりすぎて、、、
これを読んで「だから長田は結婚できないんだ」ということを
教えてくれた作品でもある。
ちなみに映像では主人公が美化されそうなので
あまり見たくない。
第3位
- 作者: 池井戸 潤
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/07/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
半沢直樹とか花坂舞(漢字合っているかな?)とかあるけど、
個人的には下町ロケットやルーズベルトゲームのほうが好き。
ジャイアントキリングなのがいいよね。
今回のこの作品もTVドラマ化するらしいけど、
絶対にヒットするよね。
しかし、池井戸潤が書く悪役は
なんであんなに悪役らしい行動をとってくれるのだろうか!
だから面白い。
第2位
- 作者: 東野 圭吾
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2016/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
連作短編なのだが、
どれも大どんでん返しがあって楽しいのだが、
最終話が最初の話にループするところは秀逸である。
そして、日田に同情してしまう自分がいる。
いや、共感のほうが近いな・・・
なんだかんだで、長田のTOP5は
感情移入できたものが上位に来ている。
第1位
- 作者: 村田 沙耶香
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/07/27
- メディア: 単行本
誰かとこの作品の話をするときに必ず言うのだが、
主人公の2人、の気持ちが分かりすぎる。
いや、長田はあそこまで変ではないのだが、
周りに溶け込めないところは、もうそれはね~。
長田はいわゆる「学校人間」
教師辞めても塾開けるし、今の長田ならなんでもできると思うけど、
一歩間違ったら、あんな感じになっていたかもしれない・・・
って本気で思います。それぐらい、心をえぐられました。
だから、これをもう1回読みたいとは思いません。
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