(書き終わってからのコメントですが)、これを読むと「長田は極悪人だ」とか「これって教員によるいじめじゃないか?」「そんな些細なことでそこまでするか?」と人によっては誤解されることもあるけど、そんなことは全然ありません。これは長田とゆういちろうの関係が良好であるからこそのコラムです。保護者も了承済みの話ばかりです。

長田への抗議はまだいいですけど、変なところに訴えるような行為は本当に勘弁してください。苦笑

 

ゆういちろうに最初に話し掛けられたのは忘れもしない、ゆういちろうが高1の視聴覚行事の時だった。「さかい先生が、『長田先生はとても良い先生だから、何かあったらきちんと相談するんだぞ』って言っていました」って感じで話しかけられた。正直、おおもり先生を通じてさかい先生との面識はあったが、柔道界でいえば、全国制覇も為し遂げている名将であり、もう雲の上の存在である。

そんな会話をしたあと、ゆういちろうの学年に所属はしていたが、授業をもっていなかったので、特になにもしない日々が続いた。

そして1学期にたくさん1を貰った。まぁ、まだいいやと放っておいた。

1学期の追試も落ちて、さらに2学期も1を追加した。

そんな状況だったので、
担任の先生を通じてゆういちろうの面倒を見ることに決めた。

いやぁ、逃げること、逃げることw

学校に来るように言っても
「お腹が痛いので、駅のトイレに行った後、時間も遅くなったので、申し訳ないから学校には行かず、図書館で勉強していました」とか「えっ、長田先生、あれ本気で言っていたんですか?冗談だと思っていました」とか。

もう、何度お母さん、お祖母ちゃん経由で呼び出して、学校で正座させて説教したことか。

2学期の追試は強制的に勉強させたこともあって、無事に全部合格。だけど、逃げまくった罰として、酒井先生に2学期までの経緯を説明するために、柔道の大会に呼び寄せてさかい先生に引き合わせた。

そのあと、長田もさかい先生と話したのだが、
「あいつは、凧なんだよ。放っておくと風に流されてとんでもない所へ行くんだよ。だから長田先生、ゆういちろうの糸をしっかり握っておいてくれ!」と頭を下げて頼まれた。

名将にそこまでされたら、「はい」か「イエス」でしか答えられないものだ。そこからは徹底的に面倒を見た。2年は授業を担当したので、ずっと目を離さなかった。細かいところまで指導した。間違いなく、ゆういちろうは「しつこいなぁ」と思ったことだろう。

だけど、ゆういちろうは本当に目を離すとすぐに、どっか、いっちゃうんだよね。正直ここには書けないことがたくさんある。ありすぎる。何度泣かしたことだろう。

例えば、ゆういちろうの推薦入試を面倒見ていたときのこと。面接の準備をきちんとした。大学の質問と傾向をきちんと押さえて準備万端だった。にも関わらず、ゆういちろうは「先生、N大の教育理念と建学の精神を覚えようと思うんですけど・・・」と入試の2日前に言ってきた。

最初「?」となったが、まさのぶの大学はそれらを聞かれるからと暗記していたのを見て、「俺も聞かれるかもしれない」と思ったのだろう。気付いて、すぐに進路センターに連れて行って、面接の質問内容を確認させた。N大には一言もそんな質問があったと書かれていない。逆にまさのぶの大学は半分以上、「必ず聞かれるから覚えておいたほうがいい」と書かれている。

いつものセリフになるが「さかい先生が言っていた「凧」の意味が分かったか!」「友達がやっているからといって、それがお前にあてはまるわけじゃないんだ!長田を信用できないのか!」「ふざけるのもいい加減にしろ!」延々説教した。

ただ、ゆういちろうには類まれなプレゼン能力があったので、無事に合格した。前日に「担当者から『学校の成績が良くないけど、大学の授業について来られるかな?』って聞かれたらどうするか」を急に思いつき、「私は日頃から何故そんな事象が起こるのかを考えすぎてしまい、演習不足になってしまいますが、この考える能力は大学の授業で発揮できると思います」と答えることにした。それが実際面接試験で聞かれ、「きちんと答えられました」と電話してきたとき、長田は合格を確信した。

 

そうそう、3年の1月末に再びさかい先生に引き合わせようとして、大会に来るようにゆういちろうを呼んだ。ゆういちろうは長田の命令なので、「はい」といいながら、どうせ、他の日にさかい先生に会いにいく予定だし、その日は予定が入っているから行かなくていいや、と思ったのだろう。だったら、長田が呼びかけたときに言えばいいんだよね。

 

当日、いつまで経ってもゆういちろうが来ない。家に電話すると寝ていた。そして「昨日の夜電話しようと思ったんですけど」、この言葉でブチッときた。「電話しようと思ったなら電話すればいいだろ!ボタン押すだけだろっ!ふざけんのもいい加減にしろ!今すぐ講道館に来い!」と呼び寄せて、長田と酒井先生からお説教をいただくために顔を出した。

 

少しぐらい、ゆういちろうを褒めておくと、3年生の12月に長田が所属していた高校1年生の成績下位者を呼び出した会で話をしてもらった。「2年前の自分に話しかけろ!」と言ったらもう本当に赤裸々に語ってくれた。「自分でどうにかしようと思ってもできないよ。」「俺は帰宅が遅くて、鍵を閉められたことがある」「自分は「凧」なんです」などなど。

 

これを聞いて「俺と同じだ」と呟いた生徒がいたが、どこかで「俺も頑張れば、まだだいじょうぶなのかもしれない」と思って頑張った。その生徒は見違えるように勉強に取り組み、成績を向上させた。これもすべて、ゆういちろうが自分のことを話してくれたからである。

 

卒業間際になって、ずっとゆういちろうに言い続けた言葉がある。「大学には、長田先生やさかい先生はいないよ。これからは自分で律しないといけないんだよ」と。

本人はわかったつもりでいるようだが、早速先日FACEBOOKで注意をしたw

う~ん、なかなか性格は変わらないようだ・・・

ただ、本人も長田宛ての手紙に
風が吹いても流されない立派な凧になってみせます。
と書いてきたので、少しは口を出さずに様子を見ようかなw

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話はこれで終わりです。長い文章になりましたが、
実はまだまだいろいろと書けますが、いや書きたいですがw
この辺で終わりにしておきます。

「馬鹿な子ほど可愛い」という言葉もありますが、
長田にとって、ゆういちろうはそんな存在です。
決して、決して悪意はありませんので。

 

 

というのとを昨年載せたのですが、

先日学校に来て、

大学を休学して自転車で日本一周する

と宣言しました。

普通なら「素晴らしいチャレンジだな。頑張れよ」というべきなのでしょうが、

長田は「あっ、凧だ。やばい、手を離しちゃったよ」と後悔したとかしなかったとか・・・

 

ゆういちろうのブログです。

https://ameblo.jp/saaakuta/

挫けそうになっていたら、叱咤してあげてください。

途中で断念して戻ってきても暖かく迎えてあげてください。

 

長田は大説教しますけどね。(真剣に!)

だって、ゆういちろうは凧なんですもの。。。

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